2020年シーズン開幕!
Team UPGARAGEは今年もNSX GT3と小林・松浦両選手で
新型コロナウイルスの脅威は依然としてあるものの、世の中が少しづつ動きはじめました。スポーツでも、野球やJリーグに続いて、SUPER GTもついに開幕を迎えることができました!
上位が狙える好調だった予選から快晴で路面温度が急上昇、一転した決勝
例年より3カ月遅れで開幕戦を迎えたSUPER GT。7月19・20日に富士スピードウェイで、新型コロナウイルス感染対策のため無観客で開催に。
NSX GT3で2シーズン目を迎えたチームアップガレージは、小林・松浦両選手は変わらずですが、エンジニアに昨年ARTA NSX GT3をチャンピオンに導いた一瀬俊浩氏を招聘。入賞が年間で3回だった昨年から一気に飛躍をはかります。
開幕戦の進行はやや変則で、日曜日の午前中に予選、午後に決勝と短期決戦。予選Q1はA、B2グループに分け、グループ内8位までがQ2に進出。ウェット宣言のなか始まったQ1は松浦選手でしたが、1’37.141をだしBグループ7位でQ2へ。Q2は小林選手でしたが、わずかの間に路面温度が急上昇しており、同じタイヤで走ったため1’37.619に止まります。結果、12番手でスタートです。
午後の決勝レース、スタートドライバーは松浦選手。急激に晴れて温度が急上昇。18号車はウォームアップ走行で左リヤタイヤがパンクし、かろうじて自走してピットに戻りました。
いよいよ開幕戦がスタート!が、直後に500クラスで事故発生。この後もパンクが2件あり、SCや黄旗が出され落ち着かない始まりに。18号車はトラブルなく周回を重ね20周でピットイン、ルーチンの作業でピットアウトしましたが、SC解除後の再スタートでフライングをしており、ペナルティのドライブスルーを受けます。この時点で25,6位まで下がってしまい、厳しい展開に。この後はデータ収集のために走り22位で開幕戦を終わりました。
突如持ち込まれた新タイヤに悩む
セットアップの熟成にあと一歩及ばず
今年は新型コロナウイルス対策のため、開催するサーキットも限定されており、第2戦も富士スピードウェイでの開催となった。
18号車は開幕戦に引き続きQ2進出を果たしたいが、予期せぬ問題が…。「昨年はQ1突破が1回しかなかったので、今年は予選の速さを求めてタイヤをギリギリまで使うような足回りを目指してます。開幕戦ではQ1を突破でき、同じタイヤメーカーの中ではそこそこパフォーマンスが出せました。今回はそれをベースに、細かなネガをつぶした小改良バージョンのセットアップで持ち込んだのですが、タイヤが変わってしまった」(一瀬さん)。しかも、それが伝えられたのが前日という。新タイヤに合わせ、セットアップを変更しテストする時間がないので、公式練習で対応策を探ったが、短時間では当たりのセットアップを見つけられなかったのです。
というハンディを背負いながら挑んだ予選Q1は、松浦選手が1’38.034で9位。Q1通過の8位とは0.02秒!の差で涙をのむことに。
決勝のスタート順位は17番手。松浦選手でスタートしましたが、熱が入るとグリップが落ちるタイヤでは浮上は難しく、一進一退を繰り返しながら20周過ぎにピットインし小林選手と交替。最終的に18位でチェッカーを受けて第2戦が終わりました。
レース前にドライバー紹がありますが、チームごとに趣向を凝らして、張り合って(?)楽しませてくれます。今回チームアップガレージは小林選手がアップちゃんの着ぐるみで登場。この身長なら、顔が見えなくても誰かわかりますよね。
Rd. | 日程 | 開催サーキット | 備考 |
---|---|---|---|
第1戦 | 7月18日(土)・19日(日) | 富士スピードウェイ | 無観客開催 |
第2戦 | 8月8日(土)・9日(日) | 富士スピードウェイ | 同上 |
第3戦 | 8月22日(土)・23日(日) | 鈴鹿サーキット | 同上 |
第4戦 | 9月12日(土)・13日(日) | ツインリンクもてぎ | 同上 |
第5戦 | 10月3日(土)・4日(日) | 富士スピードウェイ | 今後の社会情勢次第 |
第6戦 | 10月24日(土)・25日(日) | 鈴鹿サーキット | 同上 |
第7戦 | 11月7日(土)・8日(日) | ツインリンクもてぎ | 同上 |
第8戦 | 11月28日(土)・29日(日) | 富士スピードウェイ | 同上 |