クルマ自分流 カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記

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このクラウンにあう車高調などはないので、スプリングを加工、モンローのショックを入れて車高をダウンさせた。

トヨタ クラウン ステーションワゴン ロイヤルサルーン S13型(ワゴン=1987~1999年)

  • 全長×全幅×全高=4,860×1745×1550㎜
  • エンジン(例)=1JZ-GE 直列6気筒DOHC
  • 排気量=2491cc
  • 最高出力=180ps
  • 最大トルク=24.0㎏-m
  • 変速機=4AT、5/4MT

クラウンはトヨタを代表する車種として、同社ラインナップの最上級車種に長らく君臨した。このS13型は8代目にあたり、1987年にデビュー。セダンは1995年に終了したが、ワゴンはマイナーチェンジを繰り返し1999年まで生産された。バブル期の商品だけに、例えばエンジンは6気筒2リッターからV8,4リッターまで幅広く用意。1990年には歴代最高の23万9858台/年を販売。7代目の広告で使われたキャッチコピー「いつかはクラウン」は、あまりにも有名。

正式名称はトヨタのクラウンステーションワゴン ロイヤルサルーンと言います。昔懐かしい、バブルの匂いがするネーミングです。オーナーの吉田さんは、何気に「前のクルマはミラージュだったので、次は広くてゆったり乗れるクルマにしよう」と、目の前に現れたこの’94年式クラウンを購入。2013年のことです。

買った当初は場繋ぎで2,3年乗れれば良いくらいに考えていたそうですが、「買ってすぐにガスケットが抜けて、それからもいろいろあって」と、手間をかけて自分で直しているうちに愛着がわいてしまったのです。「出先で止まっても焦らないし、自分で直せるからそれほどお金もかからないし。じゃあこれでいいかって」。

どこかに出かけると、駐車場などで話しかけられたりもするそうですが、すべてオジサン(笑)。それもこれも含めて気に入っています。「装備はオートエアコンやリモコンキーなど、便利な装備はほとんど付いているから、今のクルマと大差はない」。確かに、当時のトヨタの最高級車種なので豪華装備、先端装備は満載です。

ナビだけは「大晦日に出かけたときに紅白歌合戦が見たいから、アップガレージで地デジの映る機種を買って自分で取り付けた」そうです。アップガレージは免許を取ったころから通っていて、「自宅近くの銚子にはないから神栖店」まで。でも以前からお店巡りが好きで「千葉、茨城県内は全て。時々は町田の総本店にも遠征」するとのこと。

横浜町田総本店でRX-7FDのシートを買って「自分で室内用の足を付けて、ゲーム用のチェアにしようと加工。でも太腿を圧迫して疲れちゃうので使ってない。今はやりのレカロのオフィスチェアに憧れてやってみたけど…、間違いだった(笑)」。

最近スーパーカブの90を中古で購入。「アニメが始まったから値段が上がる前に買ったけど、これからレストアしないと」と、今度はライダース店巡りが始まるようです。

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リアのクーラーを入れると機能する冷蔵庫が2つ荷室にビルトインされていた。

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サンルーフのシェードは、何とカーテン!

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エンケイのホイール。オフセットが特殊なので、今どきのホイールは合わないのが悩み。


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2002年式のマークIIを2016年に購入。ホイール・タイヤを替え、インタークーラー、オイルクーラーを追加し、車高調を入れたり手を加えたお気に入り。

トヨタ マークII iRV JZX110型(2000年~2004年)

  • 全長×全幅×全高=4735×1760×1460㎜
  • エンジン=1JZ-GTE 直列6気筒DOHCターボ
  • 排気量=2491cc
  • 最高出力=280ps
  • 最大トルク=38.5㎏-m
  • 変速機=5MT(iRVのみ)

もともとクラウンとコロナの中間に位置するクルマとしてデビュー。4代目まではコロナマークIIが正式名称だった。110系は2000年デビューでマークIIの最終型であり、3兄弟と言われたチェイサー、クレスタは先代で廃止となった。佐久田さんのマークIIは2002年式とのことで、マイナーチェンジ直前の前期型になる。

見るからにサーキットから直接お店に来たようなマークII(JZX110)。オーナーの佐久田さんは、今からは信じられないことに、「免許取り立ての頃は坂道発進が苦手でマニュアル嫌いだった」とか。

それが一転、ドリフトに向いたのは「大学生の頃にマニュアルのAE101を譲ってもらい、これで夜な夜な山道を走り回ってハマって」以来。その後、2000年過ぎからドリフトブームが始まり、その頃「シルビアを買って以来、ずーっとドリフト」をしており、もはやドリフトのない生活は考えられないのだとか。

「始めてシルビアで定常円旋回をやりに行ったときは全然できなくて、先輩に聞いたら目線が大事だ」とのアドバイス。何のことかわからず、1日悩んで翌日また練習に行ったら「そういうことかってわかって、3日目は8の字旋回ができて、4日目には峠デビュー」。当時GSでアルバイトをしており、従業員は給料からガソリン代相殺で給油できたが、ある日店長から「来月は払え」と言われるほど走りこんでいたのでした。「学業もおろそかになりますわね」とはご本人の弁。

ただし今になってそれが役に立っており、車関係の仕事に就いているのです。芸は身を助けていますね。もちろんこのマークIIでドリフトをしていますが、家族で出かけるときもこのクルマ。「4ドアだし、一緒に行く子供は小学生だから問題ない。もう1台ボクシーがあるけど、面白くないから運転したくない」ので、奥さんの専用車に。マークIIは毎週洗車するけど、ボクシーは洗車もしないのだそうで、徹底してますね。

アップガレージは昔から知っていて、ご利用しいただいているとのこと。やはり現物を見てから買いたいので、「しょっちゅう見に行きますよ。で、パーツを買って付けると余るのが出てくるでしょう。今度は、それを売ってお金にするというサイクル。宝探しみたいな感覚が気に入って」ご贔屓いただいてます。

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エンジン系は買った時点で500psを出していたとのこと。パワー不足に悩んでいたので、即飛びついた。

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シートはブリットに変え、メーター類を追加。

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ホイールは知人から譲ってもらったアドバンレーシングの19インチ。