第5戦セントルイスで念願の初優勝!第6戦モンローは予選をトップ通過するが、決勝1回戦で終了に
ドライバー年間ランキングは12位に上昇
アメリカでFormula Driftに挑戦すること4シーズン目にして、田口選手が念願の初優勝を飾りました!優勝したのはミズーリ州セントルイスで開催された第5戦。この日は調子が良く予選をトップ通過、その勢いのまま決勝トーナメントを勝ち進んで優勝!この時点でランキング10位に浮上です。この5戦の様子を田口選手自身のレポートでご報告します。
また続く第6戦、ワシントン州モンローでは、予選はトップ通過したものの、決勝はトラブルによってうまく走れずにTOP32で終了。次の第7戦(9月15~17日)はユタ州グランツビル。初開催の地で全員がイコールコンディションの戦いになるため、田口選手もチャンス到来と張り切っている様子。2度目の優勝なるか!?
第5戦、セントルイスについて振り返ってみようと思います。
【予選】
スタート直前、初めての感覚がありました。「もし予選をトップで通過したら、インタビューを受けることになる。内容を考えておかないと」そんな不思議な自信があり、攻め切った走りをすることに恐怖心が全くない状態でマシンをスタートラインに運びました。失敗するイメージはスタート前に全く湧きませんでした。
と同時に、テンションはまったく平常。非常に落ち着いており、走行後に振り返ってみると場面ごとの記憶がはっきりしていて、自分のマインドのコントロールがうまくできたという印象があります。
結果は、アメリカシリーズ初の予選トップ通過を飾ることができ91pt獲得しました。
【決勝】
予選トップ通過により、自分の走りに自信が生まれました。そして、このラウンドで自分が一番速いという自信もありました。普段だと上位ドライバーを追いかける自分がいて、頑張りすぎてミスが出てしまいがちでしたが、このラウンドは完全に真逆の展開。ランキング上位のドライバーたちが「攻めなければ勝てない」という意識をボクに持ってくれたため、結果的に相手がミスすることもあったのです。
追走中に接触事故が多くあり、マシンは満身創痍に。サスペンションやホイールにかなりのダメージがあり、正直、マシンの状態は普通ではありませんでしたが、落ち着いてそのマシンをコントロールできる"ゾーン"に自分が入れていた気がします。その結果、アメリカ参戦以来、初の優勝ができました。
レース | 開催日 | 場所 | Proクラス |
---|---|---|---|
Rd.1 | 4月1-2日 | カリフォルニア州ロングビーチ | リタイヤ |
Rd.2 | 5月6-7日 | ジョージア州アトランタ | TOP16 |
Rd.3 | 5月19-21日 | フロリダ州オーランド | TOP16 |
Rd.4 | 6月9-11日 | ニュージャージー州イングリッシュタウン | TOP16 |
Rd.5 | 7月14-16日 | ミズーリ州セントルイス | 優勝 |
Rd.6 | 8月5-6日 | ワシントン州モンロー | TOP32 |
Rd.7 | 9月15-17日 | ユタ州グランツビル | - |
Rd.8 | 10月14-5日 | カリフォルニア州アーウィンデール | - |
*シリーズランキング=12位
ロングビーチ | アトランタ | オーランド | イングリッシュタウン | セントルイス | モンロー | グランツビル | アーウィンディール | ポイント | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | N.O. | ドライバー | Rd1 | Rd2 | Rd3 | Rd4 | Rd5 | Rd6 | Rd7 | Rd8 | 合計 |
1 | 777 | マット・フィールド | 92 | 83 | 80 | 80 | 80 | 91 | 506 | ||
2 | 151 | フレドリック・アースボ | 80 | 101 | 83 | 67 | 52 | 67 | 450 | ||
3 | 411 | ライアン・テュルク | 103 | 67 | 52 | 67 | 91 | 67 | 447 | ||
4 | 64 | クリス・フォースバーグ | 67 | 91 | 91 | 52 | 35 | 81 | 417 | ||
5 | 88 | チェルシー・デノファ | 69 | 54 | 69 | 83 | 35 | 102 | 412 | ||
6 | 129 | ディラン・ヒューズ | 67 | 35 | 100 | 53 | 68 | 67 | 390 | ||
7 | 77 | トラヴィス・リーダー | 35 | 52 | 68 | 100 | 35 | 52 | 342 | ||
8 | 723 | アウリマス・バッキス | 80 | 80 | 35 | 52 | 52 | 35 | 334 | ||
9 | 171 | ローマ・シャルパンティエ | 67 | 35 | 35 | 91 | 52 | 35 | 315 | ||
10 | 21 | ケン・グシ | 35 | 35 | 35 | 67 | 80 | 52 | 304 | ||
11 | 34 | ダン・バーケット | 35 | 67 | 52 | 35 | 35 | 80 | 304 | ||
12 | 123 | 田口和也 | 0 | 52 | 52 | 52 | 103 | 38 | 297 | ||
13 | 530 | 増山 渉 | 52 | 35 | 35 | 52 | 67 | 52 | 293 | ||
14 | 13 | ジャスティン・ポーラック | 35 | 52 | 35 | 67 | 37 | 52 | 278 | ||
15 | 82 | テイラー・ハル | 52 | 35 | 52 | 35 | 35 | 67 | 276 |
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スポットで参戦した丹後半島ラリー2022でチャレンジクラス1位に!
次は全日本の今季最終戦「ハイランドマスターズ2022」
今シーズンは全日本ラリー選手権のJN5クラスに参戦している吉原選手ですが、今回は8月に丹後半島で開催された「JAF中部・近畿地方選手権 第4戦丹後半島ラリー2022」にスポット参戦し、チャレンジクラスで1位に。以下、ご報告です。
このラリーには急遽の出場だったため、ドライタイヤしか持ち合わせがなく、フルウェットの午前は大苦戦を強いられ、午後もハーフウェットにドロドロなコースと非常に難しいコンディションの中で戦いました。コーナリングスピード命のローパワーなヤリスでは、ウェットタイヤを履く格上車両ライバル勢には追いつくことができず、目標としていた総合順位には届かずでしたが、チャレンジクラスでは1位になりました。
極端な苦手意識が強かったターマックのウェットですが、トレーニングの甲斐もあり、スピードはまだまだ足りませんが、攻めたドライビングにはなってきております。
次は、10月に岐阜県にて開催される、全日本ラリー選手権「ハイランドマスターズ2022」へ出場予定です。次戦で全日本ラリー選手権は最終戦となります。ドライバーもマシンも成長、復調できておりますので、優勝めざしてしっかり準備をして参ります。
レース | 開催日 | イベント名 | 場所 | 路面 | JN5クラス |
---|---|---|---|---|---|
Rd.1 | 3月18-20日 | 新城ラリー2022 | 愛知 | ターマック | 10位 |
Rd.2 | 4月1ー3日 | ツール・ド・九州2022 in 唐津 | 佐賀 | ターマック | 6位 |
Rd.3 | 4月29ー5月1日 | 久万高原ラリー | 愛知 | ターマック | リタイヤ |
Rd.4 | 5月20ー22日 | RALLY TANGO | 京都 | ターマック | 8位 |
Rd.5 | 6月10ー12日 | MONTRE 2022 | 群馬 | ターマック | リタイヤ |
Rd.6 | 7月8ー10日 | 2022 ARK ラリー・カムイ | 北海道 | グラベル | - |
Rd.7 | 9月9ー11日 | RALLY HOKKAIDO | 北海道 | グラベル | - |
Rd.8 | 10月14ー16日 | 第49回M.C.S.C.ラリー ハイランドマスターズ2022 |
岐阜 | ターマック | 参戦予定 |
ライダー憧れの鈴鹿8耐に初参戦
予選はクリアしたが残念ながら決勝は走れず
全日本では第6戦に参戦し2レースを12位、13位で終わる
全日本ロードレース選手権のST1000クラスは、年間のレース数が他のクラスより少なく、間隔があく。その間、8月にライダーの憧れ鈴鹿8耐に参戦できることになった中村選手。チームは予選の基準タイムをクリアしたものの、決勝レースは本人の体調不良で参加できずに残念な結果に。以下、中村選手のレポートです。
たくさんの方々のサポートのおかげで、今回、鈴鹿8耐(8月5~7日)を走らせていただきましたが、結果から申し上げますと、金曜日の予選は無事通過しましたが、決勝は体調不良により走ることが出来ませんでした。自分の体調管理不足によりこのようなご報告となってしまい申し訳ありません。
その後体調も戻り、8月27〜28日に行われた「全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦 MFJスーパーバイクレースin九州」では予選16位、決勝レース1=12位、レース2=13位でした。
鈴鹿8耐の予選や事前の公式テストで学んだことを生かし、レースの組み立てがうまくできた一戦になりました。しかしアップダウンがすごく、非常にテクニカルなオートポリスのコースにマシンをアジャストしきれず、上位に食い込むことは出来ませんでした。
次戦は9月17〜18日に全日本の第7戦「MFJスーパーバイクレースin岡山」が行われます。この8月で得た2つのレースの経験を残り2戦に向けて、上位で戦えるよう気持ち切り替えて取り組みます。応援よろしくお願い致します!
レース | 開催日 | 大会名(ST1000開催分) | 会場 | 場所 | ST1000クラス |
---|---|---|---|---|---|
Rd.1 | 4月2ー3日 | スーパーバイクレースinもてぎ | モビリティリゾートもてぎ | 栃木県 | リタイヤ |
Rd.4 | 6月4ー5日 | スーパーバイクレース in SUGO | スポーツランドSUGO | 宮城県 | 11位 |
Rd.6 | 8月27ー28日 | スーパーバイクレースin九州 | オートポリス | 大分県 | 12位・13位 |
Rd.7 | 9月17ー18日 | スーパーバイクレース in 岡山 | 岡山国際サーキット | 岡山県 | - |
Rd.8 | 11月5-6日 | 第54回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 |
鈴鹿サーキット | 三重県 | - |
*シリーズランキング=16位