クルマ自分流 カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記

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2台のため父親にも運転を頼んで登場。シルビアで、南千葉サーキットに初めてのドリフトをしに行った。

トヨタ チェイサー ツアラー(X100:1996~2001年)

  • 全長×全幅×全高=4,715×1,755×1,400mm
  • エンジン=1G-FE/直列6気筒DOHC
  • 排気量=1,988cc
  • 最高出力=160ps
  • 最大トルク=20.4㎏・m
  • ミッション=5速MT(4AT)

いわゆるマークII3兄弟(クレスタ、チェイサー)の中で最もスポーティーな位置づけで、前後のオーバーハングが短縮されるなどふさわしいデザインが与えられた。一番人気は2.5リッターターボのツアラーV+5MTで、最盛期はこれだけで販売の3割を占めたほどだ。

ニッサン シルビア(S14:1993~1998年)

  • 全長×全幅×全高=4,520×1,730×1,295mm
  • エンジン=SR20DET/直列4気筒DOHCターボ
  • 排気量=1,998cc
  • 最高出力=220ps 
  • 最大トルク=28.0kgf・m
  • ミッション=5速MT(4AT)

1993年にシルビアの6代目として登場。S13よりボディが拡大され3ナンバーとなったが、先代に比べ人気はイマイチ。後期にはファインチューニングをしたオーテックバージョンが登場した。

100系チェイサーとS14シルビア、2台のFRマシンで登場したのは相原海斗さん。2台ともご自分のクルマで、この取材のため1台に絞り切れなかったので、2台まとめてご紹介です。

2台になった経緯は「FRのマニュアル5速、ターボ車を探していて、本命はS15シルビアだった」が、「父親から4ドアが便利。人も乗れるし荷物も積める」とアドバイスがあり、4ドアのFRならチェイサーで決まり!と。買ったのは高校3年生の時。当然ながら収入はないわけだが、「親が買い与えちゃったんですよ(笑)、親バカといわれてもしょうがないですね(笑)」。この時はターボのツアラーVが欲しかったが維持費などを考えてツアラーに。でも、どうしてもターボ車に乗りたいと思うようになったころ、ちょうど知人からS14を譲ってもよいと話が来て購入。「乗ると加速が凄い!やはり乗りたかったのはこっち(笑)」2台を、シルビアはサーキットでドリフトの練習に、チェイサーは街乗りにと使い分けているのだ。

学校を卒業した現在は社会人として稼いでいるが、2台の維持費、税金と保険、駐車場代に燃料代などなどに給料の大半をつぎ込んでいるとのこと。そこからさらにパーツ代を捻出して…。海斗さんがパーツを買ってきて作業をするとき、わからないところは親子で一緒にクルマいじりをするのだとか。「父親は以前、車の整備士をしていた」のでクルマには詳しいのだ。親子で共通の趣味がクルマいじり、これは羨むお父さんがいるかも…。

この時お役に立っているのはアップガレージ店。取材はGTパーツ館で行ったが、「GTパーツ館にはよく来る、というか関東周辺のアップガレージ店にはすべて行った」というヘビー級のお得意様。チェイサーのパーツはエアロから車高調まですべて。シルビアも、「ボロボロだった状態から走れるように直したけど、パーツはすべてアップガレージで探した」という。

2台体制は維持したいという海斗さん。次の目標は100系のツアラーVだが、夢はランボルギーニなのです。

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父親に手伝ってもらい車高調を組み込んだ。ホイールはWORKレーシング。

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100系チェイサーはリヤスタイルがカッコ良くて気に入っている。

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エンジンは基本的にノーマルだが、タワーバーなどを追加。

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レカロシートからステアリング、アドオンのメーターまでアップガレージで物色した。