ライダース カスタムバイク自慢

アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。

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Z1の面影を感じさせるこのデザインに一目ぼれして大型免許まで取った田中さん。

カワサキ Z900RS

  • 全長×全幅×全高=2100×865×1150㎜
  • エンジン=水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
  • 排気量=948cc
  • 最高出力=111ps
  • 最大トルク=10.0kgf・m
  • 車両重量=215㎏

カワサキが2017年に「レトロスポーツ」のキャッチフレーズで発売開始したビッグバイク。伝説的な名車といわれるZ1を連想させるタンク形状やテールカウルなどを採用。一方で低中回転域のトルクを重視した水冷エンジン、トラクション・コントロールやLEDヘッドライトなどの最新テクノロジーも採用し、最新バイクとしての魅力も備える。

ライダース自慢にご登場いただいた田中さんは、いわゆるリターンライダー。もともと「父親や兄貴の影響でバイクは好きだった」ので、16歳になると中型の免許を取ってスズキGS400に乗っていた。その後クルマに興味が移り、しばらくバイクに乗らない期間があったが、最近「たまたま訪れた本屋でバイク雑誌を見たら、表紙にカワサキのZ1らしきバイクが載っていて、手に取って見ると新型バイクでひとめ惚れ、欲しい!」となったのでした。

本屋を出てその場で家に電話して奥さんに「お金を持ってきて(笑)」、その足で教習所に申し込みに行き大型免許を取ったわけです。もちろんバイクもすぐにオーダー。ところがすごい人気で新発売だった2017年モデルは予約で完売。2018年モデルを予約して4か月待ち、納車されたのは昨年の11月でした。

ブランクがあったので、最初はおっかなびっくりだったけど、会社の友人たちとツーリングに行く中で慣れました。「このバイクは乗れば乗るほどいいバイクだと思います。僕みたいにリターンライダーで、テクニックがない親父ライダーでもバイクが助けてくれる」のだそうだ。「コーナーでも、おしりをちょっと曲がる方向に動かす、というか重心をずらすくらいの感覚でスッと曲がるんです」。

余談ですが、周囲に気を配りながら両手両足、全身全霊を使って走るバイクには思わぬ効用が。「僕は自分で認知症じゃないかと思うくらい物忘れがひどい時期があって、まずいなと思っていたんですが、バイクに乗るようになってから直りましたもんね(笑)」と、悩みも解決できちゃいました!

アップガレージの町田総本店は、「勤務先の工場が近くにあるので、工場に出かけるときには店を見て」いたとのこと。再びバイクに乗り始めるため、「ウエアは上から下まですべてライダース店で購入」されたという。

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フロント、リアにドライブレコーダーのカメラを設置。

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ツーリングに備えて大型ナビを設置(老眼のため小さいと見えない…という事情も)。

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マフラーは知人から譲り受けた、カワサキのカスタマイズで有名なMID KNIGHT製。

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ハンドルは軽量なカーボン製に交換。