UP GARAGE NSX GT3は22番手から追い上げ11位でゴール
レース後半を担当し追い上げる名取選手。SUPER GTの決勝で初ドライブだが「緊張はなかった」とのこと。
2021年のSUPER GTシリーズが、2年ぶりに岡山国際サーキットで開幕しました。既報の通りドライバーに新たに名取鉄平選手が加わり、小林崇志選手とペアを組みます。マシンは変わりませんが、開幕前の公式テストからパワーステアリングが不調で、まだ完治していない模様。そのため公式練習から、タイム的には伸び悩み中団グループ止まりの状態。
午後の予選Q1は小林選手で挑みましたが、やはりパワステの不調が響き、さらにアタック中にトラフィックに引っかかりBグループ11位、スタート順は22番手です。
翌日の決勝レース、スタートドライバーは小林選手。抜きにくい岡山なのでピット戦略が重要ですが、18号車は今回早めの27周目にピットイン。ドライバーは名取選手に交替です。18号車がピット作業を済ませた直後にクラッシュがあり、SCを予想した各車が一斉にピットに向かい渋滞発生!18号車は影響を受けずに済み、これ以後徐々に順位を上げていき60周過ぎには14位、70周目には11位までアップ。結局11位でチェッカーを受けました。あと1歩でポイント圏でしたが、何か今年は勝負できそうな予感がしますね。今年もTEAM UPGARAGEの応援をよろしくお願いします。
決勝直前のグリッドでもメンテナンスは続く。
これから決勝レースを迎える直前、ピットにて確認。
予選Q1を前に集中する小林選手。
HONEYSとアップちゃんも開幕戦から参加です。
名取選手がQ1初挑戦ながらAグループ7位で突破!
富士のスタート直後、タイヤが十分に温まらない中でポジション争いが始まる。
第2戦の富士スピードウェイは、昨年は3回もQ1止まりだったコース。そこに名取選手が初挑戦し、見事にQ1を突破!午前の公式練習時より1秒以上もタイムを詰めて1’36.517でAグループ7位に入った。続くQ2は小林選手が12位で戻る。
決勝は小林選手でスタート。1回目のピットは早めの22周目。給油、タイヤ交換、そしてドライバーは名取選手に替わり27位でコースに戻った。このピットの直後にFCY(今年から導入、フルコースイエロー)になり、FCYあけに各車のピットイン。また名取選手のオーバーテイクもあり、18号車は徐々にポジションを上げ、65周目に8位で2度目のピットへ。ここではタイヤは2輪交換で時間短縮。再び小林選手でコースに戻った。ここからの終盤は小林選手がタフな走りを見せる。2輪交換でタイヤの負荷が高まる中、後ろから猛烈に追い上げられたがこれをブロック。その間、上位から2台脱落し9位でゴールを迎えポイントゲット!昨年、苦手にしていた富士でついに入賞。2ポイント獲得でドライバーランキング14位に入りました。
決勝前のウォームアップ時にピット作業のリハーサル。
これは予選日午前中の練習走行の時、午前中は富士山がくっきり見えました。
富士の決勝ウォームアップ前、ピットで準備する名取選手。
HONEYSの2人、右は宮野真菜ちゃん、左は五十嵐希ちゃん。