クルマ自分流 カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記

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ニッサン・シルビア(S14:1993~1998年)

  • 全長×全幅×全高=4,520×1,730×1,295mm
  • エンジン=SR20DET/直列4気筒DOHCターボ
  • 排気量=1,998cc
  • 最高出力=220ps
  • 最大トルク=28.0kgf・m
  • ミッション=5速MT(4AT)

1993年にシルビアの6代目として登場。S13よりボディが拡大され3ナンバーとなったが、デートカーとして大ヒットした先代に比べ人気はイマイチ。最近では手頃なFRとしてチューニングのベースに大人気。海外にも輸出されるため中古車相場は上昇中という。

いまのS14シルビアは今年の4月に学校の先輩から買ったもの。その前はS15だったけど、もともと父親が乗っていたクルマだった。「18歳で免許を取ってS15シルビアをもらったとき、親父は100系のマークIIを買ったんです。FR好き(笑)」。

「クルマの前に16歳でバイクの免許を取ったときはモンキーで遊んでましたが、その時も親父が使わないパーツをもらっていじってましたね。一人っ子なんですが、クルマやバイクが好きになってうれしかったみたいです」。

マークⅡも、「僕がS15をつぶした時にもらって、しばらく乗ってました。親父はレースには出ないけどドリフト好き」。ご近所にも同じような趣味の人が多くて、レーシングカートをもらったという。「お金のかからない英才教育ですね(笑)」というが、恵まれた環境だったのではないでしょうか。

ドリフトは小学生のころからやりたくて、免許を取ったらすぐに始めようとずっと思っていたので、S15はそのベースになったのだ。「自分でロールバーを付けたり、いろいろ加工してドリフト仕様に」作っていったが、残念ながらつぶしてしまった。つなぎにマーIIに乗った後、いまのS14を先輩から譲ってもらったのが今年の4月。

「マークIIにもセフィーロなどにも乗ったけど、結局シルビアが一番軽いしお金がかからないからお手頃ですね。人気があるからパーツも多いし、いじりやすい」と大満足。このS14はほぼ完成した状態で買ったけど、色々壊れたときにはアップガレージでパーツを買って修理している。ホイールなどもアップガレージで探したのもだそうだ。

ドリフト練習のガソリン代とタイヤ代はバイトで稼ぎながら、学ドリには出続けたいという飯森さん。エアコンの無いクルマだから、暑い季節は窓を全開、雨の日も全開だそうです。ガンバレ青春!ここにあり、ですね。

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マフラーは自分で後から付けたもの、メーカー不明の社外品だそうです。

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エンジンはタービンを変えブーストアップ。エキパイも交換済み。

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練習すればこうなります、タイラップで止めてあるのが愛嬌?

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先輩もドリフトをやるため、メカも室内もほぼ完成状態で手に入れた。