クルマ自分流 カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記

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軽ゆえの乗りやすさと2シーターFRの楽しさが気に入ったポイント。

スズキ カプチーノ(1991年~1998年)

  • 全長×全幅×全高=3295×1395×1185㎜
  • エンジン(前期)=F6A水冷直列3気筒DOHCターボ置
  • 排気量=657cc
  • 最高出力=64ps
  • 最大トルク=8.7kgf・m
  • 変速機=5MT(前期)
  • 駆動方式=FR

1991年デビュー。軽自動車の規格内でFRを採用した2シータースポーツ。フロントミッドシップにエンジンを積み、F51:R49の重量配分を実現。ルーフは3ピース構造で、取り外せばトランクに収納できた。同時期にデビューしたマツダAZ-1、ホンダビートと共に軽スポーツトリオを形成した。

最近は見かけることが少なくなったカプチーノで、横浜町田総本店にバイクのパーツを探しに見えた原田さん。通勤用とは別に、オモチャになる面白いクルマを探していてこのカプチーノと出会ったという。

「FRが好きだし、このクルマは2シーターでコンパクトだから扱いやすい。それに平成のクルマなので、パーツがまだ出てくるんですよ」。これが「昭和のクルマだとパーツを探して入手するまでに時間がかかって大変」なのだとか。

購入したのは4年ほど前。それ以来、あちこちに手を入れ「クルマの代金以上にパーツ」につぎ込んで、今の状態に持ってきたのだ。ちなみにパーツの半分以上はアップガレージで探したとのこと。

原田さんは、特殊な工具が必要な場合以外はすべて自分で作業するという。これまでに付け替えたパーツは大きなものだとボンネット、オーバーフェンダー、リアスポイラー、シートなど。エンジンではタービンを交換して、コンピュータをN1コンピュータに換装。足回りでは車高調を組み込み、ホイールは、いまではちょっと珍しいトムスの13インチ。

シートなどは絶妙にセットされているが「これはFD3SのRX-7のもの。アップガレージのサイトで、柏店にあるのを見つけて、電話で取り置きを依頼して」すぐに買いに走ったのだとか。もちろんシートレールの加工も自分で作業した。アップガレージでパーツを買うメリットについて「現物を見て買えるのがメリット、写真で見て買うのとは安心感が違う」とおっしゃる。

こういう腕をお持ちなので、趣味はクルマだけにとどまらず「バイクも好きですよ。今日も、いまレストア作業中のGPZ750のパーツを探しに」来店されたのだ。バイクはその他にモンキー、ゴリラなど計5台を所有。奥様もバイクの免許をお持ちで、「子育ても終わったので、ときどき夫婦でツーリングに行く」という、羨ましい18輪生活を楽しんでいらっしゃいました。

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エンジンはCPUチューン、タービン交換と本格的にチューニング。

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ホイールはトムスの13インチ。フロント6.5J、リア7.0J。

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スポイラーも自分で。カーボン製なのです。

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シートはアップガレージ柏店で見つけた。ダクトはエアコンの風を体に当てるため。