アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。
2013年1月に発表された、タイホンダで生産し全世界に輸出するグローバルモデル。日本には2013年6月から「GROM」の名称で発売開始。小柄なフレームに前・後ディスクブレーキなど本格的な装備を備えるのが魅力。パワーユニットも扱いやすさ、燃費の良さ、耐久性に定評のある空冷単気筒エンジンで、タフで扱いやすいことを特徴とする。
こちらも今年のオートサロン、Crooooberコーナーに展示されたホンダGROM。ブレードランナーに登場しそうなバイクはYoshihikoさんの作。子供のころには全くバイクに興味がなかったのに、高校に入学して原付に乗る先輩たちを見て「ああ、やっぱり楽しそうだな」と思い免許を取得。それからバイクいじりが始まりました。
当時はビッグスクーターの時代。それをカスタマイズするのが大流行で、もちろんハマりました。入り口はマフラーの交換から。次にハンドル、そして外装とカッコよくするためにいろいろ工夫したのです。「見た目重視ですよね。小型のバイクをカスタムするときモンキーが手頃で人気なんだけど、モンキー・ゴリラ系はエンジンもいじってボアアップしたり走りにこだわる人が多くて。僕はあくまでも見た目重視だから、モンキーとかは外したんです」。
このバイクはネットで見つけて一目ぼれして購入したもの。買った時はここまでカスタマイズはされていなかったので、買ってから仕上げのイメージを考えて塗装から手を加えていったのです。「ああいう形のバイクには、こんな塗装が合うんじゃないかと思って。オレンジベースで黒をアクセントに使い、全体のバランスにすごく気を使って」仕上げた自信作!
リア部分ではリアサスのスイングアームを16㎝延長し、リアホイールを収めるために後端をワイド化したワンオフ品。リアホイールはノーマルの4Jに対して8J!「これは海外製で納期に3カ月かかったんです」。さらにマフラー交換、ヘッドライトをLED化。「ヘッドライトのLEDは1列が約4万円くらい。1列だけでも強烈に明るい」のだという。
今ではバイクは合計3台。この他にニンジャの250、フォルツァを所有。かつてはカードゲームに凝って、カードコレクターでもあったというが、「バイクにはまってからカードは処分して、結構いい値段で売れたので、その資金をバイクに」回したというからすごいですね。将来はバイクのカスタムに関わる仕事をしたいと思っているそうです。
バイクに乗って人生が変わったと思う。バイクをいじるようになって、僕はこれがやりたかったんだなと思った。今はそのために仕事を頑張る。