いまだに人気のRX-7・FD3S型。今回の土屋さんのクルマは1999年式とのことなので後期型の5型に相当。FD3SはRX-7としては3代目になり、1991年に登場。4輪ともダブルウイッシュボーンにするなど前モデルから大幅に進化。世界で唯一のロータリーエンジンの量産車でもあった。
2019年オートサロンの会場で取材した土屋さんは、公募でアップガレージの展示車両に選ばれたRX-7のオーナーさん。実車が展示されていましたが、クルマからは想像しにくいスレンダーな美人ママなのです。
そもそもRX-7にはまったきっかけは「中学校時代にケガで思うようにテニスができなくなったとき、親戚の子がやっていたイニシャルDのゲームをやったんです」。で、カッコいいなと思って以来、ずっとRX-7一筋。
青春時代は「友人たちがイケメンが載ってる雑誌を買うのに私はオプションとか(笑)」。何でも、ご両親も外出した時のおみやげはオプション。変な男と付き合うよりオプションを読んでいた方が安心?という親心(笑)。
18歳で免許を取ると、速攻でRX-7を探し始めました。「乗りたいクルマのイメージはあったけど、初心者では無理と分かっていたので、とりあえずFDに乗れればいいや」くらいの気持ちで探したところ、出会ったのです今のクルマに。「親は契約するときに、うちの子このクルマに乗れますか?って」。当然マニュアルでした。
それからはクルマいじりに夢中に。「Rマジックさんのパーツが好きなんですよ。だからエンジンのパーツもそうだしエアロもそう」。変えずに残る部分はリアゲートとドア、ルーフくらいという凄さ。
ご主人との出会いもRX-7がキッカケとのこと。「主人は1型で、Rマジックさんのパーツを付けていたんです。見た目が同じようで意気投合」し、結婚へ。その後、ご主人の1型が壊れてしまったのを機に買い替え。その時パーツを移植したり、合わないものは売ったりで、さらにカスタマイズが進んだのです。
このクルマで学校でも幼稚園でも送迎をするけど、「子供からは遠くに停めて来て、と言われる(笑)」確かに、音でわかっちゃいますからね。
ご主人の通勤用兼家族用はCX-5だが、これに乗ると車高を気にしなくても良いのでアクセルを踏んでしまうから「子供達には、ママ、セブンより飛ばすね」と言われるらしい。