クルマ自分流 カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記

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最後のシルビアS15型。年式を考えると相当に良いコンディションのボディといえる。

ニッサン シルビア spec.R・S15(1999年~2002年)

  • 全長×全幅×全高=4445×1695×1285㎜
  • エンジン=SR20DET 水冷直列4気筒DOHCターボ
  • 排気量=1998cc
  • 最高出力=225ps(AT) 250ps(MT)
  • 最大トルク=28.0kgf・m
  • ホイールベース=2525㎜
  • 車両重量=1240㎏

7代目にして最後のシルビア。前モデルのS14で不評だったボディ幅を、5ナンバーサイズに戻したのはトピックス。このS15登場に合わせて180SXは生産終了となった。リアフェンダーの「深絞りプレス成型」は、吊り目のヘッドライトと共にデザイン上のアイコンとなった。2002年8月にR34GTRと共に生産終了となり、シルビアの歴史に幕が下りた。

ボディがほぼノーマルに見えるシルバーのS15シルビア。村田さんのクルマはつい先日ボディの補修が終わったばかり。「サーキットに走りに行って、コースアウトしてタイヤバリアで右前をちょっと」やってしまったためでした。

というように村田さんはクルマ大好き、走り好き。子供のころからで、学生時代は自動車部だったというから、クルマ好きの純粋培養みたいなもんです。18歳で免許を取って以来、乗ったのは180SXを3台、ちょっと中休みでマーチに乗り、次はR34のスカイラインときて現在のシルビアへと続きます。「180SXの頃はジムカーナをやっていたんですが、1回走りというかクルマ道楽を止めようかとおもいマーチに」。が、その後ドリフトをしたくなってスカイラインに乗り換え。ただスカイラインは重いので軽いクルマに換えたくて180SXを探していたが、シルビアが先に見つかったのでシルビアを購入。「デザイン的に好きなのは180SXなんですが、製造年を考えるとシルビアに」なり、H13年式を昨年6月に購入。

なにぶん古いクルマなので経年劣化で壊れちゃうことがあるという。なのでカスタマイズというより維持のために手を入れることが多い。まあ、古いクルマの宿命でしょうか。

とはいえオリジナルのATからMTにミッションを載せ換えるなど並ではない改造もやってます。

この日はホイールを交換に。使っていないR34の純正ホイールに街乗り用のタイヤを付けて、競技用のセットから交換です。

アップガレージには結構来店されて「前のクルマはいろいろいじっていたから、その時はパーツを探しに。以前モンキーに乗っていた時は相当に通いました。結構掘り出し物があって良く探しに。特に改造部品だとオークションより安いし、現物を見て買えるから」との理由でご贔屓にしていただいたようです。

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【左】シートはブリッドに交換した。【右】ホイールはR34スカイラインの純正品。この日履き替えたばかり。

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内装ではステアリングを変え、ミッションをMTに乗せ換えたのでスカイラインのシフトノブがついている。

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リアスポイラーは純正だが、中央部分にあったストップランプを取りシンプルは形に仕上げた。