SUPER GT Rd.3 鈴鹿300km (8月22・23日)
最後は大逆転で今年初の表彰台へ!
チーム全員の努力が運を呼び込み9位から2位へジャンプアップ!

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Team UPGARAGEとして久々の表彰台。2位のトロフィーを掲げる松浦選手(左)、小林選手(右)。

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練習走行からフィーリングがよく走れたとのドライバーの評価。

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スタート直後の1周目だが、すぐにSCが入りパレードラン。

NSX GT3にマシンを変えて2シーズン目、ついに表彰台に乗りました。最後はラッキーがあったとはいえ、巡ってきたラッキーを掴みとれたのも、それまでの努力の積み重ねがあったればこそ。常に準備と努力を怠らなかったチーム全員の苦労に幸運の女神が報いてくれたのです。

土曜日の公式練習のときから良いフィーリングで走れていました。これまでタイヤとのマッチングにも苦労してきたが、今回はタイヤの特性を生かしたセットアップを見つけられたことで、ドライバーからも、手ごたえが感じらたとのコメントが。

今回も予選は2グループに分かれ、それぞれ8位までがQ2に進出できる。18号車のQ1ドライバーは小林選手で、ベストの1’59.175はAグループ2位のタイム。

Q2は松浦選手が走り1’59.146で全体9位の順位。予選の一発勝負で1分48秒台に突入した競合が出てきたためだが、9位はレース展開によっては上位浮上も望めるポジション。決勝が楽しみになってきたのでした。

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Q2から松浦選手が戻り、最後のアタックからフィニッシュする競合の結果を注視する。

日曜日の決勝レース、小林選手がスタートドライバーで始まった。レースは開始早々にコースアウトしたクルマが出てSC導入。この後も17周目にもSCが入った。「SCが何回も入って、前のクルマのタイヤが意外ともってしまったので、無理はしたくなかった。でも2台は抜けたし、18号車にスピードがあるのは分かっていたので、後半でいけるかと」(小林選手)。

我慢の前半スティントだったが、25周目にピットインし松浦選手と交替。この時は58.970でピットアウトし全体4位の速さ(GTA計測)。完璧なピット作業で10位でレースに復帰。この時点で、前にはまだピットインが残っているクルマが6台あり、35周目には4位に浮上した。さらに松浦選手はじりじりと2,3位争いをする56号車と55号車に接近しチャンスをうかがう。残り4周目に、55号車が2位の56号車に仕掛けて接触、2台ともコースアウトして18号車が2位に浮上した。

開幕戦以来セットアップに苦労してきたが、ここにきて一気に好転。ピット作業、レース戦略を含めすべてがハマったレースだった。次戦からウエイトハンディが載るが、それでもこれからの快進撃を期待せずにはいられない第3戦の結果だった。

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レース中盤に鈴鹿の1・2コーナーを抜けようとする18号車。

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25周目のピットイン。ドライバー交代や給油、タイヤ交換して1分を切った!

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9番手のグリッドに着く18号車。路面温度は40度を軽く超えていた。

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表彰式の後、オフィシャルT.V.のインタビューを受けるドライバー二人。

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ようやく戦える力がついて本来の姿になった

練習走行から調子が良くて今回は行けるんじゃないかと思ったけど、まあ5,6番手でポイントがとれればと…。それが表彰台とはできすぎともいえるけど、ピット作業を含めみんなが素晴らしい仕事をしてくれて、結果的にそれが貯金になった。運もあったけど、きちんと準備して、本番でもやることをきちんとやれば結果も出るんだなと思いました。

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計算通りにうまくいった25周目のピットイン

小林選手にはタイヤをセーブしてもらっていた。ピットはもともと25周目を予定していたけど、SCが入ったりで状況が変わった。でも500との絡みも考えて計算した結果25周目になった。僕の中でタイヤの使い方がだいぶわかってきたので、さらにポイントを取れるように、でも着実に行けるようにしたい。

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ちょっと悔しさもある2位だけど、本当に良かった

本当は優勝したいので、100%喜びだけではない。ただ、ここまで苦労してきたし、チームが凄く頑張って勝てるクルマを作ってくれたから、2位を取れて本当に良かった。今回はタイヤもコンディションに合っていてペースも良かったし、後半も良いペースで行けると思っていた。このデータを活かして富士も茂木も頑張りたい。

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4位が一番悔しいから表彰台に乗れて本当に良かった

去年の富士で4位で終わったことがあり悔しかったから余計にうれしい。最後は、前2台のタイヤがズルズルだと分かっていたので、ペースをコントロールしながらチャンスを待っていたら2台とも飛び出した。あの2台がそうなる想定もしていて、その時自分はどこにポジショニングして抜くかと考えていたら、その通りになった。