クルマ自分流 カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記

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及川さんのお気に入りのポイントはすっき入りしたライン、何物にも似ていないフロントマスクなど、オリジナリティがあるデザイン。

ニッサン スカイライン HR34(1998年~2002年)

  • 全長×全幅×全高=4705×1720×1375mm
  • エンジン=RB20DE、水冷直列6気筒DOHC
  • 排気量=1998cc
  • 最高出力=155ps
  • 最大トルク=19.0kgm
  • ミッション=4AT

10代目(H)R34スカイラインは1998年にデビュー。大ヒット作になったR32、そのあとのR33はGT路線にふったために大きくなりすぎたと不評を買い、R34は前2車種の中間サイズで登場。エンジンは全てRBシリーズ6気筒で、トップモデルは2.5Lターボモデルだった。スカイラインはどうしてもGT-Rに話題が集中するが、4ドア、2ドアのノーマルバージョンは6気筒を積んだ上質なセダンとして完成度は高かった。共通プラットフォームを用いたローレル(8代目)、ステージア(初代)があった。

アップガレージ茨城神栖店の及川さんの愛車は1998年式のスカイライン2000GT。出会ったのは、以前の愛車だった110系のマークIIを事故で廃車にしてしまった時。

「VIP系が好きだったからスポーツカー的なクルマには興味がなかったのですが、次のクルマを探しているときに、昔から馴染みのクルマ屋さんにこれがたまたまあったんです」。で、軽い気持ちで試乗したところ「ハンドリングの面白さに取りつかれちゃった。

あと、そのクルマ屋さんですぐ乗れるクルマがこれしかなかった(笑)」ことも。2016年のことでした。購入後しばらくはクルマを仕上げることに注力。ホイールはガリガリだったので、削って磨いて再塗装して仕上げ。エアロも無塗装を買って、自分でバフ掛けしてチリ合わせをして塗装。「自分でやればお金もそれほどかからないし」と、手間ヒマかけて作ってます。

これ以降はハッピーライフかというと「維持が大変。壊れる度に廃車にしようと何度も考えた」らしいのです。壊れるところはほぼ決まっていて「イグニッションコイルは複数回、パワーウインドウのモーターやレギュレーター」などなど。

パーツがないので流用で使えるものは何でも使う方針。「例えばパワーウインドウのモーターはZ33が流用できる」とか、苦労した分、ノウハウがたまっています。またアップガレージ店に勤務していることもあり「同じように苦労しているオーナーさんと情報交換とか、お役に立てるならご協力したい」と思っているんですと語る。

及川さんはこれまでワゴンR、次がマークII、3台目が今のスカイラインと乗ってきた。憧れのクルマは34のGT-Rだそうです。「35じゃなくて34がいいんです。でも高いから、現実的には34でまた同じクルマかな。あの形の前期型がいいんです、変態かな(笑)」というが、好きになるってそういうことですよね。

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ステアリングを交換し、Aピラーにメーターを追加した。

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ガリガリだったリムを削って磨いて再塗装した苦心のホイール。

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フロントもリアもエアロの取付け、チリ合わせ、塗装などはすべて自分で行った。