UP GARAGE MOTOR SPORTS Report

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恒例のチーム全スタッフおそろいの集合写真。

今までの1.5倍の距離で新領域の第2戦は、二度の赤旗中断があった荒れた展開のレースに
#18は17番手からスタートし13番手で終わる

コロナによる行動制限が緩和されてきたゴールデンウィークの5月3日・4日に、富士スピードウェイで開催されたSUPER GT第2戦の富士450㎞レース。今回は、通常の1.5倍の距離を走るためピットインは2回が義務付けられた。この2回のピットインの使い方が順位に大きく影響してくるので、ピットイン戦略もレース観戦の見どころの一つになる。二日間とも晴れ、絶好の観戦日和で、3日に29,000人、4日に44,000人のファンが来場。皆さん、サーキットで観戦するのを待ち焦がれていたんですね。

3日の予選は快晴ながらも気温はやや低めで、Q1の始まる午後3時ころには14、15度に。TEAM UPGARAGEのNSX GT3 #18はBグループに入り、ドライバーは太田格之進選手。自身初のQ1出走です。ちなみに開幕戦の岡山で2位だった#18は15ポイントを獲得しているので、サクセスウエイト(注参照)45㎏を積んで走らなければならない。初体験ですね。

いよいよ予選が開始されると各車揃ってコースへ。路面温度が低いため各車とも慎重にタイヤを温めてゆく。4周目に入るとアタックが始まり、いきなり1’35.385を出したチームが。太田選手の乗る#18は5周目に1’36.298を出して暫定4位に入った。午前中の練習走行のベストタイムは1’36.897だったので、若干縮めてはきたが、この後に続々と1’35秒台が出る激戦になってしまった!結局#18は9位に終わり、8位とは0.150秒の差でQ1突破はならず。

【注】サクセスウエイト=なるべく実力を拮抗させるため、入賞してポイントを獲得すると、その獲得ポイントに応じてウエイトを積んでハンディとする仕組み。ポイント数×3㎏=サクセスウエイト。

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予選前のウォームアップ走行。

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行動規制が解除され始めて観客が戻ってきたグランドスタンド前を走る。

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Q1に向けコースに出る寸前の太田選手。

決勝レースの4日も快晴。しかも気温が前日よりも上がったためタイヤの働きも悪くはなさそうとのこと。決勝レース開始時の2時30分ころには気温24度、路面温度37.5度。TEAM UPGARAGEの#18は小林選手でスタートです。

2時を過ぎたころにウォームアップラン開始。続いてホームストレートの信号がグリーンに変わるとスタート!各車が一斉に1コーナーに突撃してゆくが、この日は何事もなく通過。徐々に隊列ができ、#18は17番手で周回を始めたが、ここから20周あたりまでは平穏な展開に。長丁場なので、各チームとも様子見の状況です。

20周を過ぎるとボチボチとピットインが始まった。この動きの中で#18は14番手まで浮上し、25周目に最初のピットインを行った。給油、タイヤ交換、ドライバーは太田選手に交代してコースへ。この時点で24位。が、まだ1回目のピットインが終わったばかりだし、全車がピットインを済ませていないので順位は暫定的なもの。

波乱は40周目に入ったあたりで起こった。300クラスの1台がヘアピンでスピンしコースサイドに突っ込んで大破。これでFCYが宣言され、続いてSC投入に。さらには赤旗中断へと変わっていった。この後、コースサイドのバリアの修復を待ってレースは再開された。

次のアクシデントは59周目。ホームストレート上でバトルをしていた500のマシンが、スロー走行中の300のマシンを避けようとしてスピン、コースの側壁に激突です。幸いにドライバーは軽傷で済んだものの、またしても赤旗中断に。コースの修復が完了したのは18時10分。レース規定では、延長しても18時20分でレースは終了となるので、SC先導でウォームアップランをしている途中に時間切れで終了。#18は13位と、あっけない幕切れになってしまった。何とも不完全燃焼なレースだったが、次の鈴鹿に気持ちを切り替えて、しっかり準備していきたい。

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いつもは雲に隠れる富士山をバックに撮れることは年に数回のチャンス。

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グリッドガールは渡辺弓華ちゃん。

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各種条件でシミュレーションを繰り返しレース戦略を立てる。

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開幕戦で15ポイントを獲得したため45㎏のウエイトを積んで走る。

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ドライバーとHONEYSの二人、そしてアップちゃんが並ぶピットウォーク。


相性の良い鈴鹿サーキットで表彰台を狙うが、少し速さが足りず予選はQ1で12位に
決勝レースでは8周でコースアウトしリタイヤ

第3戦の鈴鹿サーキットでも快晴に恵まれ、予選のある28日(土)は5月ながら夏日になり、公式練習のあった午前中でも気温26度、路面温度36度に。例年に比べ数度は高く、果たして用意のタイヤでどこまで持つのかが、各チームの悩みの種になった。

TEAM UPGARAGEの#18は練習走行では中団のタイム。走ってはピットを繰り返して調整に集中した。午後になり予選開始。Q1では#18はAグループで走ることに。ドライバーは小林崇志選手です。予選が始まると、路面温度が高いためか各車ウォームアップが短く、早くも3周目にはアタックを始めるクルマがでた。小林選手は4周目にタイムアタック、1’58.534を出すがタイム的には12位。残念ながらQ2進出はならず。

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スタート直後で、まだ比較的密集状態で周回している場面。

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予選に向け集中力を高めている小林選手。

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Q1を走る小林選手、NSXに乗り込みスタンバイ状態。

決勝レースのある日曜日は、前日に輪をかけて暑い1日に。各車が決勝スタートのグリッドに着いた午後2時ころには、気温32度、路面温度47度!とアナウンスがあった。想定以上の気温で、戦いのポイントはいかにタイヤをもたせるか、ピットインをどこまで引っ張れるか、という我慢比べの様相のレースになった。

スタート前のウォームアップ走行中にコースアウトしたクルマが出て、10分遅れで決勝がスタート。#18は太田格之進選手で23番手からスタートしたが、ポンポンと順位を上げ3周目には20番手に浮上。無理せずタイヤをケアしながらチャンスを待つ作戦だったが、8周を終わり9周目に入ったころ130R先のシケインでアクシデント。止まり切れずにコースアウトとしてスポンジバリアに当たり、フロントの一部とリヤウイングを痛めて停止。リタイヤを余儀なくされた。相性の良い鈴鹿で期待は大きかったが残念な結末に。ただ救いはドライバーに怪我がなくマシンのダメージが思ったほどではなかったこと。次のレースまで間隔があくので、しっかり準備して臨みたいところだ。

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最適なセットアップのポイントを探るため、走ってピットインして、また走るの繰り返し。

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グリッドガールは五十嵐希ちゃん。

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ファンためにポーズをとるHONEYS、左は渡辺弓華ちゃん、右は五十嵐希ちゃん。

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ピットウォークでピット前まで来るファンに応える小林選手。

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同じくピットウォークでファンの撮影に応える太田選手。


アップガレージ社員ドライバーのレースレポート

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Rd.3 オーランド TOP32にて。対ニック・ノバック(BMW E36)との追走。

2021年は年間ランキングで9位に入った田口選手だが、今年は開幕戦のロングビーチをリタイヤしゼロポイントだったのが響き、第4戦終了時点で23位。残り4戦で上位に浮上を目指す。

開幕戦のロングビーチは、アップガレージUSAがオフィスを置く地でもあるので気合十分で挑みましたが、練習走行でエンジントラブルが発生。予選まで時間がなく出走不可になって0ポイントと悔しい結果で終わりました。

第2戦ではマシンは回復、予選10位、決勝トーナメントではTOP16まで進出しました。

第3戦は予選8位で通過。TOP32の決勝トーナメント直前に大雨が降り、ウェットの中サドンデスで勝利。TOP16の先行ではミスなく戦えたが、2本目の後追い時にミッショントラブルが発生しこれまで。残念なリタイヤになりました。

第4戦の予選は13位で通過。決勝のTOP32はサドンデスで勝ち、TOP16も再びサドンデスに。しかしきわどい判定で相手に軍配が上がりTOP16で終わりました。

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Rd.4イングリッシュタウンTOP32にて。対フェデリコ・シェリフォ(フェラーリ599)との追走。

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Rd.4イングリッシュタウン オープニングセレモニーにて。アメリカでもアップガレージグッズは大人気。

レース 開催日 場所 Proクラス
Rd.1 4月1-2日 カリフォルニア州ロングビーチ リタイヤ
Rd.2 5月6-7日 ジョージア州アトランタ TOP16
Rd.3 5月19-21日 フロリダ州オーランド TOP16
Rd.4 6月9-11日 ニュージャージー州イングリッシュタウン TOP16
Rd.5 7月14-16日 ミズーリ州セントルイス -
Rd.6 8月5-6日 ワシントン州モンロー -
Rd.7 9月15-17日 ユタ州グランツビル -
Rd.8 10月14-5日 カリフォルニア州アーウィンデール -

*シリーズランキング=23位

順位 ドライバー ロングビーチ アトランタ オーランド イングリッシュタウン トータル
1 777 マット・フィールド 92 83 80 80 135
2 151 フレドリック・アースボ 80 101 83 67 331
3 64 クリス・フォースバーグ 67 91 91 52 301
4 411 ライアン・テュルク 103 67 51 67 289
5 88 チェルシー・デノファ 69 54 69 83 275
6 129 ディラン・ヒューズ 67 35 100 53 255
7 77 トラヴィス・リーダー 35 52 68 100 255
8 723 アウリマス・バッキス 80 80 35 52 247
9 171 ローマ・シャルパンティエ 67 35 35 91 228
10 527 ダニエル・ストーク R 52 35 67 52 206
23 123 田口和也 0 52 52 52 156

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Rd.2ツール・ド・九州2022 in 唐津を走る。

昨年JN6クラスでデビューし、全9戦のうち7戦に出場して6連勝(第10戦はJN5にエントリー)し年間チャンピオンを獲得。今年は1クラス上がってJN5で戦っているが、これまでの5戦で10位、6位、8位、リタイヤ2回とやや苦戦中。現在、シリーズランキングは7位に。残りのレースでどこまで浮上できるか。

1クラスアップしてJN5で参戦してますが、マシンの改造範囲が大きく違い、始めは戸惑った面もありました。同じトヨタヤリスでもパワー、スピードが違いますから。これまでのレースでは、コンディションの良い路面では速く走れるけど、悪い路面で差を付けられてます。経験値の差が出ちゃっているけど何とか埋められるように頑張りたい。

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Rd.2ツール・ド・九州2022 in 唐津を走る。

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Rd.2ツール・ド・九州2022 in 唐津を走る。

レース 開催日 イベント名 場所 路面 JN5クラス
Rd.1 3月18-20日 新城ラリー2022 愛知 ターマック 10位
Rd.2 4月1ー3日 ツール・ド・九州2022 in 唐津 佐賀 ターマック 6位
Rd.3 4月29ー5月1日 久万高原ラリー 愛知 ターマック リタイヤ
Rd.4 5月20ー22日 RALLY TANGO 京都 ターマック 8位
Rd.5 6月10ー12日 MONTRE 2022 群馬 ターマック リタイヤ
Rd.6 7月8ー10日 2022 ARK ラリー・カムイ 北海道 グラベル -
Rd.7 9月9ー11日 RALLY HOKKAIDO 北海道 グラベル -
Rd.8 10月14ー16日 第49回M.C.S.C.ラリー
ハイランドマスターズ2022
岐阜 ターマック -

*シリーズランキング=7位


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全日本ロードレース選手権、開幕戦もてぎ大会の決勝レース。

2019年からJRRのST600クラスに参戦している中村選手。今年はST1000にステップアップしてこれまでに2戦を戦ったが、開幕戦はリタイヤ、第4戦では11位になり、シリーズランキングは16位にいる。

ST1000は今年から参戦していますが、当初はパワーの違いに苦労しましたが、もう慣れてきました。ST1000クラスは年間のレース数が少ないので大事に戦っていきたいです。また、今年は鈴鹿の8耐に「TEAM HANSHIN RIDING SCHOOL」から出場できるチャンスをもらえたので、頑張りたいと思ってます。

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全日本ロードレース選手権、開幕戦のもてぎ大会のピットにて。

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全日本ロードレース選手権、開幕戦もてぎ大会の決勝レース。

レース 開催日 大会名(ST1000開催分) 会場 場所 ST1000クラス
Rd.1 4月2ー3日 スーパーバイクレースinもてぎ モビリティリゾートもてぎ 栃木県 リタイヤ
Rd.4 6月4ー5日 スーパーバイクレース in SUGO スポーツランドSUGO 宮城県 11位
Rd.6 8月27ー28日 スーパーバイクレースin九州 オートポリス 大分県 -
Rd.7 9月17ー18日 スーパーバイクレース in 岡山 岡山国際サーキット 岡山県 -
Rd.8 11月5-6日 第54回MFJグランプリ
スーパーバイクレース in 鈴鹿
鈴鹿サーキット 三重県 -

*シリーズランキング=16位