会場の風景を俯瞰で撮影。初日は午後からの入場だったので約8万人弱だったが3日目の日曜日は12万5000人が来場し、通路が見えなかった。
カスタムカーの祭典、東京オートサロンが今年も幕張メッセに多くの来場者を集めて開催された。絶対これに行かなきゃというカスタム好きの方、レースファンの方、またゲームマニアの方、さらにはレースクイーンやコンパニオン目当ての方々。目的は何であれ新年早々みんなで楽しく盛り上がったのだ。
東京オートサロンは、1983年に始まった前身の「東京エキサイティングカーショーから数えると今年は34回目の開催。年々、観客数が増え、今年は前年比で105.1%となる32万5501人もの来場者があった!また出展者(社)数、展示車両数も増えており、クルマの楽しみ方を提案するカスタムカーのショーとして国内最大級に成長しているのだ。
今年は特定のクルマに偏らない展示が特徴と言えば特徴。これまでだとGT-Rだったり86だったりと、その時話題のクルマに集中しがちだったが、カスタムのベースは多種多様に。ただロードスターやCX-3、CX-5などをベースにした展示がやや目につき、やはりマツダの好調さをうかがわせる気配が感じられた。
一方、頑張っていたのはトヨタ。トヨタ自動車はもちろんレクサスやガズーレーシング、果てはトヨタ自動車大学校や豊田自動織機までグループ企業やブランドを動員して展開。豊田社長の「クルマ好きを育てる」ポリシーのもと、多くのパワーをつぎ込んでいたようだ。また他メーカーやインポーターの出展も多く、その限りではミニモーターショーのように見えてしまう側面が目立ってきた。
アップガレージは今年も気合の入ったブースを設営。期間中、臨時開業した“幕張メッセ店”では福袋の販売や展示パーツの即売があり、昨年から参戦したSUPER GTのマシンを展示。ステージではチーム代表や監督、ドライバーによるトークショーがあり、初参戦の苦労が語られた。またおなじみドリエンがライブにお笑いにと活躍。さらにドリエングッズの即売&サイン会もあり、詰めかけてくれたファンを喜ばせた(次ページで紹介しています)。
Croooober展示スペースでは一般オーナーから募集したクルマ、バイクが展示されたほか、今年が2回目の、ファン投票による「JAPAN CAR AWARDS」の発表などもあり話題性十分で楽しめるコーナーになった。
ガズーレーシングは歴代GTカーなどを展示。
レクサスブースに展示してあったGT500クラスのRC-Fレーシングカー。
2016年のアップガレージブース。一般入場前に最後のチェック中。
新年ならではの福袋販売。
アップガレージブースの展示。手前は「わけあり」コーナー。
こちらは走り屋系のチューニングパーツの展示。
石田チーム代表、アップガレージ代表取締役会長でもある。「今年はまず1勝を目標に」。
チームアップガレージのトークショー。石田代表や坂東監督、中山選手に混じり田口選手がいじられ役?で登場。司会は毎度おなじみの辻直樹さん。
ブースに展示されたチームのマシン。オートサロンで個人スポンサーになると、金額によりマシンに乗って記念撮影ができた。
アップガレージ社員ドライバー田口選手。去年はあの斉藤大吾選手に追走で勝ちました。
エースドライバー中山選手。2013年にチャンピオンを獲得。2度目のチャンピオンを狙う。
坂東チーム総監督。500クラスのチームの監督も務め超多忙!外国人ドライバーにトラウマがあるらしい?!
昨年はちょっといいところも見せた田口選手。メインスポンサーのKENDAタイヤのブースでトークショーをやることになりましたが、最初はちょっと緊張気味…。
ブースに展示された田口選手のD1マシン。
田口選手のトークショー、司会は辻さんですから…。
今年が2回目となるジャパン・カー・アワードの発表があり、受賞した国産、輸入車部門のメーカー、インポーターに表彰状と記念品の贈呈が行われた。昨年に引き続き、ちょっとだけ押しかけ気味に伺いましたが、大変喜んでいただきました。ご協力ありがとうございました。
「JAPAN CAR AWARDS」は「Croooober」がユーザーの皆さんの投票で決める“今年のクルマ”に送る賞。国産車と輸入車部門に分かれ、今回は2015年11月18日から12月31日まで投票が行われた。
輸入車部門で1位になったMercedes-AMG GT。表彰状を受け取るメルセデスベンツ日本株式会社 製品広報課マネジャー 嶋田智美氏(右)。
国産車部門1位の表彰場を受け取るマツダ株式会社 商品本部主査 山本修弘氏(右)。ロードスターはカスタムのベースカーでけっこう見かけた。
会期中に来場者の投票で選ばれた、人気NO.1カスタムカーは写真の「S660 NEO CLASSIC」。全部で7部門あり、それぞれに最優秀賞などが決まるが、全部門を通しての1位がこのグランプリなのだ。ユニークでカッコいいけど、手が届きそうな親近感が受けたのかも