クルマ自分流 カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記

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トヨタ アリスト(JZS16♯:1997~2004年)

  • 全長×全幅×全高=4805×1800×1435㎜
  • エンジン=2JZ-GE/直列6気筒DOHC
  • 排気量=2997cc
  • 最高出力=230ps
  • 最大トルク=31.0kgm
  • ミッション=5速AT(10周年記念車)

アリストの2代目。新規のプラットフォームで開発され、このプラットフォームはその後のトヨタセダンの基本に。2代目には初代にはあったV8エンジンがなく、アメリカのレクサスモデルには「GS400」名で存在した。この2代目を最後にアリスト名は消滅、以後はレクサスGSとして販売されている。

駐車場に姿を見せる前から、その音で近づいているなって予感させた佐伯さんのアリスト。現れた姿を見てびっくり、いまだかつて見たことのないカラーリングでした。特徴的と言えば特徴的ですが、ご本人は「目立ってなんぼだから。だから目撃情報は半端じゃないですね(笑)。よく言われますよ、お前○○にいただろうって(笑)。今はSNSが盛んだから、あっという間に情報が回って、知らない人からも『さっき○○にいましたね』って。悪いことはできないんです(笑)」。

このカラーリングはオリジナリティを追及して考えた結果だという。白ベースにボンネットは艶消しの黒、そこに赤い模様を追加してアクセントに。赤の模様はラップ塗装で、同じ模様はできないから唯一無二のカラーリング!

ところで、そもそもなぜアリストなのかをたずねると、「フロントとリヤのデザインがかっこいいし、全体のフォルムもきれい」。100系チェイサーから買い替えたのですが、このクラスのセダンでは、トヨタで数少ないスポーツセダンというのもポイント。クラウンは親が乗ってるから同じじゃつまらないし、ということでアリスト以外はないのだとか。

こだわったのはノンターボであること。「ノンターボの方が音が好きだから」探して見つけたのが今のクルマ。なんでも10周年アニバーサリーの特別仕様車で5速ATが付いているという。

アリストのカスタマイズはまだまだこれからで「とりあえずは車内を作りたい」とのことで、車内の撮影はNGでした。外装だと「オーバーフェンダーを少しいじって、もっとインパクトを出したいんですよね」。つまりは、もっと盛りたいということ。加工はすべて自分で行い「発泡ウレタンで形を作って合わせて、うまくいったら硬化剤で固めて…。時間はかかるけど、クルマに時間がかかっても全く気にならない」。

アップガレージはパーツを買うだけじゃなく、「オーディオなどで相談に乗ってもらえるのがいいですね。けっこう仲良くしてもらってます」と相談相手としてもお役に立っているようです。これまでにパーツ代でざっと200万円くらいはつぎ込んだ愛車。もし替えるならレクサス版のV8アリストが欲しいという。

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フロントとサイドのスポイラーはオリジナル。ヘッドライトは純正ユニットを加工してLEDに。

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リヤのスポイラーはユーラス、バンパーは326パワー。ホイールはWORKのVSX戦、フロントが19×9.5J、リヤは19×11.5J。

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ボンネットはルーバー加工。エンジンは特にいじっていない。

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特徴的なホイールナットは326パワー。足回りは車高調を組んだ。