特別企画 ライダース自慢 店舗スタッフの愛車紹介編

アップガレージライダース店は全国に63店舗(2022年9月1日現在)

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バイクで楽しむライダーの皆様のお役に立つよう店舗づくりをおこなっておりますが、店舗スタッフもバイクへの熱意は人一倍。今回は、そんなライダース店のスタッフから2名をご紹介します。バイクを語ると止まらない二人の乗るバイクとは?(ライダース北戸田店で取材)

また現在アップガレージでは中古自転車の買取・販売にも力を入れており、各地のアップガレージ店、ライダース店に併設オープンが進んでいます。自転車の処分を考えたらUPGARAGE CYCLESもご利用ください。

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人物との対比でいかに小さなバイクかがわかる。それにしてもクロームの加飾が良く似合うバイクだ。

ホンダ ゴリラ(1978年~2007年)

  • 全長×全幅×全高=1365×625×880㎜
  • エンジン=Z50JE 空冷4サイクルOHC・単気筒
  • 排気量=49㏄
  • 最高出力=3.1ps
  • 最大トルク=0.32㎏-m
  • 変速機=4段リターン
  • 車両重量=67㎏

ゴリラはモンキーの姉妹車種として1978年に追加された(モンキーは1967年発売)。スーパーカブ用の50㏄単気筒エンジンを積むのはモンキーと同じだが、燃料タンクを約2倍の9Lに拡大、4速マニュアル・手動クラッチ搭載などが異なる。モンキーが車載前提であるのに対して、ゴリラは目的地まで自走する用途で設計されたため。両社とも構造が簡単でカスタマイズしやすいので、多くのメーカーがパーツを製造販売しており、国内外にマニアが多い。

ピカピカのクロームが似合うホンダのゴリラ。子供のころからのバイク好きで、16歳で免許を取って以来、バイクのない人生はなかった!という松本さん。アップガレージライダース北戸田店に勤務しています。16歳からいろいろ乗ってきて、バイクは何でも好きだけど、とりわけゴリラが好きなのだそうです。「ゴリラ、常に持ってますね。魅力?なんなんでしょうね。僕は形が好きですね。モンキーも乗ったけど、どうも形が好きになれなくて」。

大きなバイクにも乗ったけど、小さなバイクのほうが好みとのこと。「お手軽だし、愛嬌があるし、適度なオモチャ感というかプラモデル感というか、楽しいんです」。自分でいじる、作る前提で語っているようですが、わかる気がします。実物大のプラモデルとでも例えられる、作る楽しみがあるんですね。

このゴリラを買ったのは4年前のこと。それ以前にもゴリラは持っていたというか、常に複数のバイクを持っていたそうです。「この北戸田店には長く勤務していたんですが、一度転職したことがあって、その時にすべてのバイクを手放したんです。でも、また欲しくなって、これいいなと思って買っちゃったのが今のゴリラ」という。ちょうど別の仕事をしている時期で、買ってからは自分でカスタマイズを始めて、約1年で今の状態に仕上げた。「ほぼ完成形だと思ってます。ボロボロの状態で買って、パーツはいろいろ変えました。フレームはおそらく1987、88年ころかな。パーツは中古パーツだから製造年はバラバラ(笑)。2000年代のパーツも使ってますよ。だから年式といわれても…(笑)」というくらいモデファイされています。ちなみにライダース北戸田店には今年の春に再入社したとのこと。バイクとは切り離せない人生のようです。

そもそもバイクに関心を持ったのは「父親が乗っていたというのもあるし、友達が免許を取って、“どうよ”っていうのもあったし」。高校に入ってから思いはさらに強くなって16歳で免許取得。初めて乗ったのはスーパーDIO SRというスクーターだった。それから中型免許を取って乗ったのがバルカンドリフターというアメリカンバイク。400㏄だったけどサイズは大型バイク並みだったそうです。大型バイクは乗っていて面白いけど「デカくて重いし、このバイクはタイヤを3000㎞くらいで変えなきゃならなくて。で、この時ついでにゴリラを買ったんです。一挙に2台持ちへ。ゴリラは最初はついでだった(笑)」。これ以降、いろいろバイクを買っていく。ゴリラも「その時に一番と思うように仕上げるけど、しばらくすると飽きちゃって売ってしまう。売ってしばらくするとまたゴリラが欲しくなって」、その繰り返しが続いているそうです。ただ、今のゴリラはほぼ理想の形にできたので、しばらく乗るつもりで、通勤にも使っています。

現在は、このゴリラのほかにダックスがあり、こちらもボロボロのフレームを知人からもらって、エンジンや足回りとかを集めて組み立てたそうです。組み立てはすべて自己流だけど「まあ自分が乗るだけだからいいやと思ってる」、と些事にこだわらない余裕が。このくらいおおらかな気持ちだからバイクいじりで楽しめるんでしょうね。ゴリラがお好きな方は、ぜひゴリラ愛を語りにライダース北戸田店にお越しください。

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ヘッドライトはマーシャル。クルマ用からサイズの合うレンズを見つけて取り付け。LEDでイカリングも作った。

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リヤのナンバープレート灯の飾りは自作。夜だとアクリル板の断面にLEDが光る。

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シートは純正を張り替え、アルミキャリアはタケガワ、グラブバーはGクラフト。ホイールはGクラフトの3.5/4.0などなど。

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マフラーは定番のヨシムラ。

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リヤのスイングアームはプラス2cmの特注品だとか。


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憧れだったFZR250Rに乗り、サーキットで1秒の壁に挑み続けている岡本さん。この日は取材のためにキャリアカーで運んでもらいました。感謝!

ヤマハFZR250(1986年~1994年、スペックは1989年型)

  • 全長×全幅×全高=1990×675×1120㎜
  • エンジン=水冷4ストローク直列4気筒DOHC
  • 最高出力=45ps
  • 最大トルク=2.5㎏-m
  • 変速機=6段リターン
  • 車両重量=161㎏
  • タイプ=レーサーレプリカ

FZR250は1986年に発売開始されたモデル。いわゆるレーサーレプリカタイプで、250㏄ながら直列4気筒DOHCというぜいたくな造りのエンジンを持つ。1989年のフルモデルチェンジから車名の末尾に「R」が付く。エンジンが高回転化され最高出力発生回転数が16000回転に。アルミデルタボックスフレーム採用など、性能に見合ったシャシー構造に変わった。一世を風靡したモデルで、今もファンが多い。

今回の特別企画二人目もライダース北戸田店勤務の岡本さんです。岡本さんはいじるより走るほうに関心があるバイク好き。実は3年ほど前にご登場願ったことがあり、「その時に、将来はFZR250とかを買ってサーキットを走りたいと語ったんです。それが今現実になって」再び取材させてもらいました。

岡本さんがバイクに関心を持ったきっかけは「たまたまテレビでMOTO GPを見て、ロッシとかドゥーハンが走っているのを見て、カッコいい!それからちょこちょこ見るようになりました」。MOTO GPのレースは迫力がありますから、人間業とは思えないようなテクニックとスピードで、憧れますよね。この後、大学生の時に先輩がバイクに乗っていて、同じような年代で乗っているのを見ると「オレにも買えるんじゃね?(笑)」と思ったのがきっかけ。自分でも行けそう、やりたいなと思ったという。

免許を取って買ったのはニンジャの400、その後ZX10Rに買い替えたが「サーキットとかに興味はなくて、普通に乗っていて楽しいと思っていました。ツーリングに行ったり」で満足していたのです。それがいつしか、サーキットで走っている人をみて「オレにも行けるんじゃね?(笑)」と思ったのでした。そこでZX10Rに乗り自走でサーキットへ。「走ってみたら、エンジンは回せないしパワーを出せないし、自分にはまだ無理だな」っていうのが正直な感想に。そんな話を会社の先輩としたところ「おれのFZRを譲ろうか」という話になり譲り受けたのです。その先輩がサーキット走行用に作り、実際に走っていたFZR。完成形だったので自分でいじることはなかったそうです。

FZRで初めてサーキットに行ったとき、「レプリカ最盛期だった頃のモデルで、250のマルチ。各メーカーがしのぎを削っていたころのバイクなので憧れてました。夢がかなってサーキットを走れたんです。リッターバイクから250なので、やはりパワーはないけど、16000回転とかぶん回して走るのは新鮮でした。こんなに回したことはなかったから(笑)、違う種類の体験でした。パワーがあればいいってもんじゃないと思えた」そうです。

サーキットなので当然ですが、うまく走らないとタイムは出ません。タンクにカメラを取り付けて記録して、先輩に見てもらったりしているそうです。「同じコースを同じバイクで走っているのに1,2秒もタイムが違うんです。1周を30秒切れればそこそこ走れてるね、というコース。この前は30秒9だったんですが、先輩は28,9秒台だから、まだまだ(笑)」。大きな差がありますが、分析しながら走りを磨いている最中。

ところで岡本さんはもう1台ニンジャのZX10Rも所有。こちらは街乗り用ですが、2004年式を1年ほど前に購入。ブレーキ回りなどには手を入れたけど、それ以外はあまりいじってはいないそうです。そしてFZR運搬用にステップワゴンを買い、バイクに集中したいのでインプレッサは実家に置いてきたとのこと。でも合計12輪生活だと維持費も相当にかかりますが、ご本人は「税金も相当なもんですが、でも、それにしかお金を使うアテがないから(笑)」、あまり考えないようにしているらしいです。

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フロントフォークはXJR400の流用という。サーキット用にブレーキを強化した。

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ラップタイマーがいかにもって感じです。16000からレッドゾーンの回転計、シビレますね。

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ステップなども、すべてのパーツががっちり組み合わされています。

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ラジエターはZXR400の流用、普通じゃ付かないものでも気合と知恵があればこの通り!?