アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。
堀場さんが最初に欲しかったのが、リヤサスがリジッドのこのA型。初代M型より一回り大きくなったボディー、8インチに拡大されたホイールなどが特徴。いまでもコレクターズアイテムとして人気がある定番のモンキーだ。
16歳で免許を取ってからずっとモンキーだという堀場さん。この日は、古いフレームにエンジンからパーツを集めて組み立てたモンキーで登場。フレームを2つ並列に溶接して、左にエンジン、右にタンクやシートを載せるという変則的な作りなのだ。「ナンバーはちゃんと取ったけど、乗れるバイクじゃない。エンジンが10㎝くらいオフセットしてるから、走ると左に寄って行っちゃう。危なくて(笑)」。おまけにリヤタイヤがクルマ用なので「倒して曲がれないから、まっすぐだけ(笑)。まあ目立ちたいだけで作ったようなもの」と強烈。バランスを取るためサイドカーを付けようと思ったけど、付けると置き場所に困るのでやめたとのこと。
他のバイクも合わせると20台分くらいはあるというが、「全部パーツの状態で保管してる。組み立てると置き場所に困るから」。現在のところ動くのは3台、すべてモンキーだそうだ。他にはZ750、XJR1200やハーレーも所有。「乗ってないけど持っていたいんですよ。いつか乗ろうと思ってるから」。
クルマも好きでハコスカ、240ZGとステップバンがあるので、バイクとクルマのために30坪の土地に自分でガレージを建てたが、「もう一杯」。すべて自分で加工して組み立てるので、ガレージには旋盤、ボール盤、フライスまで収めてあるのだ。
アップガレージには「週1で寄ってますね、安いしパーツが豊富だから。ネットだと写真だけでしょ。やはり実物を見て買いたいから。特に中古はね」とご活用いただいている常連さん。定年まで数年というが「待ち遠しいですね。でも仕事辞めてもまだいじる時間が足りないかもしれない」と、ハッピーリタイヤメントを待っている。
ハコスカは自分でレストア。軽のエアコンを組み込み、ローレル用のパワステユニットを取り付けて街乗り用に。240Zはレストア待ち。