もう今年最初の降雪がニュースになりました。雪国のユーザーはスタッドレスに履き換えが終わったころです。でも雪国じゃなくても、冬になると気温の低下とともに路面が凍ったりすることがあるのです。
そこで冬の路面に起りやすい危険な状態をまとめてみましたが、より安全を期すならスタッドレスタイヤがおススメです。
関東地方を始め、普段は降らないエリアでも昨年は雪が降りました。1日だけの降雪でしたが、珍しいくらいに雪が残り、駐車場から出られなかったり、アイスバーンができて困った経験をお持ちの方は多いのでは?
実は、北海道のように大雪が降っても、気温がマイナス10度を下回るような状況では、雪の上を走っても極端にすべることはないのです。むしろ危険なのは圧雪路の表面が、日中の日差しで融け、夜になって気温の低下とともに凍った状態なのです。この上をクルマが走るとタイヤとの摩擦熱で表面が融けます。そう昨年の関東地方のような状況ですね。
これは氷の表面にうっすらと水が膜を張るので、ちょうどスケートリンクのような状態になってしまうからです。雨でアスファルトに水が張っても滑るのに、まして氷の上だったら…。
また、何カ月も雪と付き合うエリアの人達は、雪道ドライブの経験が豊富だし、何よりもシーズン前にスタッドレスタイヤに履き換えて準備するので困らないのです。ところがたまにしか雪を見ないエリアだと、どうしても準備はおざなりにしがち。それで雪が降ると慌てるわけですね。
そうならないために、今年は早めに準備をしておきませんか?保険だと考えれば、安心できますから。また雪が降らなくても、気温が低下する冬の道路には思わぬ危険が潜んでいます。もちろんスタッドレスタイヤを履いたからといって過信は禁物ですが、安全運転を心掛ければ、クルマが使えなくて困ることはありません。
交差点の付近は、クルマが発進や停止を繰り返すので路面が磨かれてしまいます。圧雪や氷が下にあり、上に水膜が張った状態なので滑りやすくなります。
降雪が数センチ程度のときは圧雪の上に氷膜ができ、ドライバーからは、白く表面がつるつるに見えます。この状態は非常に滑りやすいので注意です。
日陰になることが多いので、部分的に路面が凍っている場合があります。遠くから見ると濡れているように見える、いわゆるブラックアイスバーンのときもあるので注意です。
上からだけでなく下からも熱を奪われ冷やされるので、路面温度が低下しやすく部分的に凍結しやすくなります。ブラックアイスバーンの場合もあるので注意が必要です。