ダイハツが2002年に発売開始した、非常に珍しい軽カーのオープン2シーター。ホンダのビート、スズキカプチーノも軽カーのオープン2シーターだが、この2台は1991年から1998年までと時期が微妙にずれている。電動オープンの屋根はトランクに完全に収納されるなど贅沢な作りで、走りよりも雰囲気で乗るタイプのオープンだった。発売当時、マニュアルミッションとAT車の価格が同額という珍しい価格設定が話題になった。
高校生のころからの憧れだったコペンが欲しかったという小門さんは大学3年生。2年に進級するときに「それまで貯めていたバイト代と、不足分は親に助けてもらい」実家のある山口県で購入。以来、ツーリングにも帰省にもコペンを使っている。
「実家に帰るときでも高速は使わずに、下の道であっちに行きこっちに行き」と遠回り。おかげで買ってから1年半で3万キロ近く走ったという。「季節の良い時は、オープンで走ると本当に気持ちいいんですよね」と大満足。おまけに女の子も誘いやすいという余禄も。「オープンにしてとよく言われます」。
キャラクターが気に入っているのでボディはいじらずにタイヤ・ホイールを変え、エアクリーナー、スポーツエアフィルターなど実質的なパーツを変えてきた。ナビ・オーディオもケンウッドで統一。「バイト代が入るたびにちょっとずつ買ってしまう」(笑)。
アップガレージについては、「前からこの店は知ってましたけど、友人がアルバイトをするようになってよく来るようになった」という。車高調からタイヤ・ホイール、マフラーカッター他、いろいろご利用いただいている様子。「店に来てパーツを見ていると、つい自分のクルマに付くかなと考えちゃって」(笑)、それでハマるのだという。
現状のクルマの状態では「だいたい満足くらい、まだいじり足りないところがある」のだとか。予定では「フロントのバネを買ってあるのでフロントを下げて、ホイールも8Jに挑戦したい」と考えているところだ。ただ「いまでもホイールは太くて厳しいから、さらにキャンバーを付けて寝かせないと収まらないかも」なのです。
「九州には気持のいい道が多いので、オープンで楽しむには良い環境」が揃っている。独身の身軽な一時期に、本当に得難いカーライフを楽しんでください。羨ましい!
親に資金援助を受けるとき「勉強がダメなら取り上げる」(笑)って言われているけど、今のところOK(笑)。もう3年だから就職のことを考えなきゃ。
福岡県糟屋郡新宮町原上1617‐1
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