アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。
1988年の1年間のみ製造販売された希少車。カワサキが初めて作った400ccクラスのレーサーレプリカ。鈴鹿4時間耐久レースの優勝車がベースであることは特筆される。乾燥重量152㎏は400クラス最軽量であり、当時はクラス最強と言われた動力性能を発揮した。1年間と短命であったが、翌年1989年には後継のZXR400がデビューしている。
一目でただものではないと分かるZX-4でご登場の濵田さん。バイクは18歳からでもう30年近くになる。
「最初はYSR80で、緑山あたりを走ってましたよ。80なのにNSR50に勝てなくて(笑)、すぐにNSRに乗り換えた。で、エンジンは80に積み替えて」走り回ったという。
今回のZX-4との出会いはもう20年くらい前のこと。「当時はこの周辺にゼロヨンをやってるところが何カ所かあって、友人のZX-4が速かったんですよ。ノーマルでも速いんだと思って僕も買ったけど、実は友人のバイクのエンジンが当たりだったらしくて」それからバイクいじりが始まったのだ。
いまはエンジンを600に換装。それ以外も多数手を入れて、「元のままはフレームとシートくらい」というほどに。ここまでいじるようになったのは「3年前にこけてフレームまでいったから。で、フレームから直して、1から作り変えて走れるように」したのだという。そこまでZX-4にこだわるのは「ほかのバイクじゃしっくりこないから。いろいろ試して、早いし乗りやすいとは思ったけど自分と合わなくて。何かスイッチが入らないというか」、要は相性なんですね?
一時期はクルマにも夢中に。「FC、FDでしたね。30前まで。お金も湯水のごとくかけて、環状線C1の外回りを走り回ってた」(笑)。でも取り締まりが厳しくなり、ガマンしているうちに再びバイクに乗るようになったという。
アップガレージとの付き合いは「今のライダース本店の店長がスタッフで最初にこの店に勤務していた時から」。パーツが入ると連絡をもらって買いに来たのだとか。今では「最近この店にあるZX-4のパーツは、ほとんど自分のじゃないかな(笑)。結局、ノーマルのパーツは不要になるから売りに来ちゃう」とのこと。ご本人は年のせいで目が追い付かないとおっしゃるが、楽しみ方は色々。そろそろツーリングなどいかがですか…。
エンジンとコンピュータを’05製に変えたらウイリーしなくなった。これじゃつまらないので昔のような設定に戻すべく検討中。
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