アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。
1993年に、空冷最速のネイキッドを目指してデビューしたXJR400。同時代のホンダCB400スーパーフォア、カワサキゼファーと人気を分け合った。以後、時代とともにXJR400S、XJR400Rと変わってゆき、より高性能化が図られていった。最終的に2008年9月に生産終了となり、15年間のモデルライフを終了した。平田さんのモデルは、フロントブレーキのブレンボが後付けとのことなので、ブレンボが標準になった400R(1995年発売)以前のモデルと推測される。
16歳でバイクの免許を取って以来、jogから始まりアプリリア250、RGV250Γ、イナズマ400、現行型のニンジャ250と乗り継いできた平田さん。そして今はXJR400。「これら以外に、間にちょこちょこ乗った程度なら、あと数台ありますよ」。
クルマも好きで、今は何とFFのシビックでドリフトの大会に出ているというから驚き!でも「一番カッコいいのはバイクのうまい、速いヤツだと思っているから、バイクはやめられない」という。
このXJRは昨年10月に購入。以前ニンジャでツーリングに行ったときに仲間のビッグバイクについていくのが大変で「せめて400だなと思った」から。旧車のXJR400にしたのは「もう生産できなくなっちゃった空冷エンジンを積んでるから」とのこと。一度空冷に乗ってみたかったのです。で、探した結果見つけたのが今のバイクで、「色も好みだし、手曲げのショート管が付いている」のが決定打に。まさに思った通りのバイクで「見に行って即決でした」。
見た目にいろいろカスタマイズされているが、ほとんどは買った時についていたパーツ。自分でやったのは「フロントのフェンダー。キットから自分で作ったんです。近づくとアラも見えるけど、遠くから見る分にはきれいなもの(笑)」とお気に入り。
90年代のバイクは「メカを感じられる点がいいところ。いまのバイクは電制でパワーもあるし静かで速いけど、何か楽しくない。機械の動きを感じる90年代のほうが好き」。いわゆる味があるってことですね。
もし余裕があれば「ホンダのCBR1100XXが欲しいんです。当時は市販車最速だったけど1年後くらいに隼が出て数キロ速い記録を出されちゃった、というストーリーがあるバイクなんです。せっかく買うなら、そういうストリーのあるバイクがいいけど、でもすぐは無理…」と語る平田さん。いいえ、思い続ければかないますよ。
ニンジャ時代は250で仲間のGS1200などとツーリングに出かけたというが、確かについて行くだけで一苦労しそうです。季節を問わずバイクで出かけるのだとか。
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