富士スピードウェイはパワーのあるGT3向きと言われ、コーナリング勝負のMC86には厳しいコース。とはいえ500kmと長く2回のピットインがあるので、戦略で浮上する計画で挑んだ第2戦だったが…。
土曜日は濃霧で予選開始が大幅に遅れ、結果として2回を1回に短縮。この1発勝負の予選は小林選手が走り、練習走行よりも良いタイムを出したものの1’37.638で15位に。
翌日の決勝は小林選手から中山選手、最後に再び小林選手の順で走り、途中接触されるなどトラブルがあったが最終的に13位でゴール。この第2戦から 40㎏のハンディウエイトを積んだこともありなかなか厳しいレースになった。
今年からレース距離が300kmに短縮された鈴鹿の第3戦。Q1は小林選手が走り1’58.006と13位でQ2へ。
Q2は中山選手が走って1’57.055で8位。Q2は各車とも異様に速く、中山選手もコースレコードを出したが、それでも8位だったのだ。
翌日の決勝は中山選手でスタート。8位はギリギリ表彰台も狙える位置なので、ピット戦略で浮上する作戦をとる。ただ中団からのスタートなのでレースペースの遅い前車にブロックされたままでレースが続いてゆく。途中、事故のためにSCが入り幸運にもトップとのギャップがリセットされた。このタイミングでピットインし小林選手に交替。ここまでは作戦通りだったが、この後、再び混戦にまきこまれ、小林選手の力走で最終的に6位に。表彰台は逃したがポイントを取れたことは良かったし、これでドライバーランキングはトップと1点差の3位、チームランキングは1位に浮上した!
昨年までは日本国内でD1GRAND PRIXやFORMUIA DRIFT JAPANに参戦していたアップガレージ社員ドライバーの田口和也選手。今年はアメリカでFORMUIA DRIFT PRO CHAMPIONSHIPにフル参戦しているが、全8戦中の半分、4戦が終わったところで経過をご報告したい(別表を参照)。
ドリフトは日本発祥と認識されているが、今やアメリカでも人気のモータースポーツの一つに。規模が大きいことから参加選手数も観客も多く、したがってレベルも急速に上がっているという。「思っていた以上にレベルが高く、初年度の今年はマシンに慣れることと仕上げることが優先事項。でも何とかポイントを取りたいと思っています」(田口選手)。
4戦を費やしたが、ようやくマシンの状態が落ち着いてき始めたとのこと。後半の4戦でぜひ表彰台を狙って欲しいものです。
4月7日 | Round1 | ロングビーチ・カリフォルニア | 予選30位通過・TOP32敗退 |
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4月28日 | Round2 | オーランドスピードワールド・フロリダ | 予選22位通過・TOP32敗退 |
5月12日 | Round3 | ロードアトランタ・ジョージア | 予選22位通過・TOP32敗退 |
6月2日 | Round4 | ウォールスタジアムスピードウェイ・ニュージャージー | 予選30位通過・TOP32敗退 |
7月21日 | Round5 | エバーグリーンスピードウェイ・ワシントン | |
8月11日 | Round6 | ゲートウェイモータースポーツパーク・ミズーリ | |
9月15日 | Round7 | モータースピードウェイ・テキサス | |
10月13日 | Round8 | ラスベガスモータースピードウェイ・テキサス |