初開催の「SUZUKA10HOURS」。世界各国のGT300・GT3車両が集まり、同カテゴリーの世界一を決めるレースに参戦しました!
初の経験とはいえ、想像以上に苦戦したのはレギュレーションの違い。まず【1】タイヤがピレリのワンメイクに、【2】ピットストップは82秒以上、【3】ピットイン間のスティントは65分以内、などなど有利には働かないルール。またドライバーは3名なので、中山・小林両選手に加え、GTではスバルチームで活躍する井口卓人選手を起用。
さて、快晴の25日の予選はドライバー3名の合計タイムで順位が決まる方式。初めて履くピレリで苦労した結果26位と、Q2進出ならず。
翌日の決勝は長丁場のため、後半に勝負をかける作戦に。ほぼ1時間に1回のピットストップでドライバー交代、タイヤ交換、燃料補給を行いチャンスを待つ。途中、各選手の頑張りで一時17位まで浮上したが、一方トラブルも出始め、ミッションの不具合や燃料が途切れたり、いろいろ問題が…。最後はチェッカーを受けるために残り10分までピットで待機して再スタート。27位でゴールし長い1日が終わった。
表彰台は遠かったが、チームもマシンも初めての10時間耐久を完走。苦労と引き換えに得られたことも多く、今後を戦う自信や団結力を増すことにもにもつながるレースだった。
菅生ではQ1を2グループに分ける変更があり、18号車はBグループに。各グループの上位7台がQ2に進む。フリー走行時には雨が降ったが、予選の頃には雨は上がりドライに戻った。Q1は中山選手のドライブだったが、開始直後に他車のクラッシュで赤旗中断。再スタート時には日差しで路面温度が上昇したが、そんな中、中山選手は1’19.325の暫定6位でピットイン。しかし最終的に2台に抜かれ8位と、Q1突破ならずに終了した。
ただ、このタイムはAグループなら4位に相当するタイム。仕方ないことながらちょっと悔やまれる。
16日の決勝は16番手からのスタートで、ドライバーは中山選手。ここでも前半はセーブして、後半勝負にかける作戦。ところが開始3周目に追突されてスピン!魔物が出た?25番手まで順位が下がったが、この後、22番手まで順位を上げてピットイン、小林選手と交替した。ここでクラッチトラブルが起きたものの、小林選手はプッシュし続ける。
すると63周目にGT300のマシンがクラッシュしてSC導入。これで上位とのギャップが詰まる!魔物は味方?残り10数ラップは各車ともラストスパートで追いつ追われつの走りに。この場面でまたも背後から接触され、結局12番手でゴールした。レース後、1つ繰り上がって11位となって終わった。残り2戦、いよいよ押し詰まってきたので、さらなる熱い応援をお願いします。
「クルマが調子良かったから、Q2に行けば表彰台も狙えた。中団のスタートだからトラブルにも巻き込まれたし、Q1を突破できなかったことがすべてかな。これはドライバーだけじゃなくてチームにも問題があったしね。一つ一つつぶしていかなければね」。
予選の行われた15日の土曜日、お楽しみの「ドリドリカーニバル」が開催されました。貸し切りの会場でドリエンに食事をとり分けてもらい、一緒に夕食。その後はドリエンのショー(?)またはかくし芸(?)があり、歓談タイムがあり、最後に記念写真を撮ってお開きです。こんな時間はなかなか持てませんから、皆さんご満足の様子でした。
FormulaDrift第7戦はテキサス州のTexas Motor Speedwayで開催。ナスカーに使われる大きなコースだ。初めて走るコースでイメージがつかめないまま予選に出たが、予選単走は2本目がまとまり18位で通過。決勝は、直前にクラッチが壊れぶっつけ本番に。ここでは後追いも先行も良いところがなく1回戦を突破できなかった。