比較的マザーシャシーと相性の良いオートポリスでの第7戦。公式練習から調子よく1’44.116と3番手のタイム。が、中山選手が走ったQ1では赤旗中断がありタイミングがずれ1’45.596でQ1敗退。24位スタートになった。
翌日の決勝は小林選手が初のスタートドライバーを務め、前半は快調に順位をアップ。ピットインを遅らせる作戦もあり、SC導入が味方した幸運などから上位を走る。このままいくかに思えたが中盤以降はトラブルが降りかかり、コースから押し出されるなどで順位を下げ、結局27位でゴールした。
有終の美を飾るつもりで挑んだ茂木の最終戦。ポイントのハンディウエイトがゼロになり、各車身軽になって最後の勝負に出るレースだ。Q1は中山選手だったが、合わないコースにてこずり0.007秒差で15位に!ちなみに、この時はQ1の14番手から21番手まで8台が0.341秒に詰まっていたのだ。
15位から追い上げを図った決勝だったが、スタート直後から異常が発生しピットイン。左フロントのサスが破損しており急遽修理に。最後に数ラップを走りチェッカーを受けたが、周回不足でリタイヤとなった。こうして今シーズンの最終戦は意図しない結末を迎えたが、年間を通じては収穫もあり、来シーズンの飛躍を期待できる経験が積めた1年が終了した。
No. | Machine | Drivers | |
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1 | 100 | RAYBRIG NSX-GT | 山本尚貴/ジェンソン・バトン |
2 | 1 | KeePer TOM'S LC500 | 平川亮/ニック・キャシディ |
3 | 8 | ARTA NSX-GT | 野尻智紀/伊沢拓也 |
No. | Machine | Drivers | |
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1 | 65 | LEON CVSTOS AMG | 黒澤治樹/蒲生尚弥 |
2 | 55 | ARTA BMW M6 GT3 | 高木真一/ショーン・ウォーキンショー |
3 | 31 | TOYOTA PRIUS apr GT | 嵯峨宏紀/平手晃平 |
12 | 18 | UPGARAGE 86MC | 中山友貴/小林崇志 |
2018年シーズンは、3年を共にしたレーシングプロジェクトバンドウから一人立ちしTEAM UPGARAGEとして発進。またGT500クラスで活躍してきた小林選手を新たに迎え入れ、中山選手との強力タッグが完成。
その記念すべき開幕戦で、なんといきなり初優勝!9番手からタイヤ無交換などで順位を上げ、トップでゴール。今年は何かが違うと思えた。
第2戦以降はコースの適不適などにより成績は変動したが、コツコツとポイントを稼げた。しかし第6戦以降は予期せぬトラブルやもらい事故に悩まされ、上位浮上はならなかった。
石田監督は「評価しにくい1年だったね。後半は完全に優勝戦線から離脱しちゃった。これは悪く言うと、開幕戦の優勝が僕らの実力以上の結果だったからに思える。それで油断とか驕りが出ちゃった面があったかと思う。ただ、去年までは見えなかった課題が見えるような力はついたね」との感想。
100%の満足はできない、まさに評価しにくい1年が終わったが、サクセスストーリーはこれから。今年応援していただいた皆さんに、来年はさらなる活躍をお見せできるよう約束します!
開催日程 | 大会名 | Q1 | Q2 | 決勝 | ドライバーポイント | チームポイント | ||
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Rd.1 | 4月7・8日 | 岡山国際サーキット | 300㎞ | 6位 | 9位(R) | 優勝 | 20 | 23 |
Rd.2 | 5月3・4日 | 富士スピードウェイ | 500㎞ | 15位 | - | 13位 | 0 | 3 |
Rd.3 | 5月19・20日 | 鈴鹿サーキット | 300㎞ | 13位 | 8位(R) | 6位 | 5 | 8 |
Rd.4 | 6月30-7月1日 | タイ | 300㎞ | 19位 | - | 18位 | 0 | 1 |
Rd.5 | 8月4・5日 | 富士スピードウェイ | 500mile | 12位 | 7位 | 9位 | 3 | 4 |
Rd.6 | 9月15・16日 | スポーツランドSUGO | 300㎞ | 8位(注1) | - | 11位 | 0 | 3 |
Rd.7 | 10月20・21日 | オートポリス | 300km | 24位 | - | 27位 | 0 | 1 |
Rd.8 | 11月10・11日 | ツインリンクもてぎ | 250km | 15位 | - | リタイヤ | 0 | 0 |
12位 | 12位 |
(注1) 第6戦SUGOのQ1は2グループに分けて実施。各グループ7位までがQ2へ進出。
(注) 予選の(R)はコースレコードを表す。
10月12・13日にカリフォルニアのアーウィンデールで行われた今シーズン最終戦。アップガレージ社員ドライバーの田口選手は、サイドブレーキのトラブルに悩まされながらも、予選通過32台中の21位で決勝へ。
決勝の追走は予選12位通過のDean Kerney選手と。田口選手の後追いで始まった1本目は後半で離される展開に。先行では途中まで引き離せたが後半に追いつかれ、ここで惜しくも敗退。これで今シーズンの全8戦が終了した。
昨年まで日本国内ではFormula Drift Japanに参戦していたが、アメリカのレースには今年が初参戦。パワーが違いコースが違う環境で、1戦ごとに経験値を増やして来た田口選手。何しろ追走1周でタイヤの山が6割がたなくなるという凄さ!初参戦でよく24位に食い込んだものです。
ということで、今年1年間応援していただいた皆さんに心より御礼申し上げます。
開催日程 | 大会名 | 予選(単走) | 決勝(追走) | |
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Rd.1 | 4月6・7日 | ロングビーチ・カリフォルニア | 30位通過 | TOP32敗退 |
Rd.2 | 4月27・28日 | オーランドスピードワールド・フロリダ | 22位通過 | TOP32敗退 |
Rd.3 | 5月11・12日 | ロードアトランタ・ジョージア | 27位通過 | TOP32敗退 |
Rd.4 | 6月1・2日 | ウォールスタジアムスピードウェイ・ニュージャージー | 30位通過 | TOP32敗退 |
Rd.5 | 7月20・21日 | エバーグリーンスピードウェイ・ワシントン | 25位通過 | TOP32敗退 |
Rd.6 | 8月10・11日 | ゲートウェイモータースポーツパーク・イリノイ | 19位通過 | TOP32敗退 |
Rd.7 | 9月14・15日 | モータースピードウェイ・テキサス | 18位通過 | TOP32敗退 |
Rd.8 | 10月12・13日 | アーウィンデール・カリフォルニア | 21位通過 | TOP32敗退 |
シリーズ8戦を終了し、144ポイントで年間ランキング24位になった。