前の第3戦で2位の勢いのまま挑んだ第4戦もてぎ。予選の土曜日は久しぶりに雨が降り、タイヤチョイスで悩むことに。Q1小林選手はドライタイヤでまだら模様の路面を走り1’48.467で6位。Q2の松浦選手の時に一瞬、雨が強くなり、ウエットタイヤに履き替えに戻りましたが、これが裏目に出てタイムが出ずに16番手スタートに決まり。
決勝のスタートドライバーは小林選手。雲が出てきたものの雨は降らずにスタートできましたが、この日のレースは途中から荒れ模様に。10周目のアクシデントでSCが投入されたのを始めに、後半に再度SC投入があり、リセットされて再スタートに。18号車は15位で走っていた23周目にピットイン。作業スペースが狭いもてぎゆえ、コースに復帰まで時間がかかり25位までダウン。ここから順位を上げるべく追い上げていき、他車のピットインなどもあり最終的に15位でチェッカーを受け、その後ペナルティのマシンが出たため一つ繰り上がり14位で第4戦を終わった。何とかポイントを持ち帰りたかったところだが、次回に持ち越しになったのでした。
第4戦まで無観客で開催されてきたSUPER GTですが、この第5戦富士から制限付きながら観客を迎え、レースクイーンも参加できるようになって、ようやく普段のレースに一歩近づくことができました。
観客の見守る中、始まった予選Q1。18号車は小林選手がドライブしコースへ。4周目に1’37.486を出して暫定6位でピットに戻ります。しかしこの後、ラストアタックにかけていた2台が上位に滑り込み9位に押し出されることに。結果、スタート順は18番手になりました。
翌日曜日の決勝、スタートドライバーは小林選手です。この日はスタート直後にアクシデントが発生し、すぐにSC投入に。その後はチャンスを狙いながら中ほどを走り、23周目にピットイン。タイヤは左の2本のみ交換し、給油とドライバー交代をしてコースへ。この時点では暫定の25位。その後、他チームのピットインが全て完了すると20位に。さらに2つ順位を上げて18位でレースを終えた。
あと一息、波に乗り切れないもどかしさがありますが、一歩ずつ熟成が進む18号車、ぜひ皆さんの熱いご声援をお願いします。
開催日程 | 大会名 | W.H. | ドライバー (★=スタートD) |
予選Q1 順位・ドライバー・タイム |
予選Q2 順位・ドライバー・タイム |
決勝 | ドライバーズポイント 下段=累積ポイント |
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Rd.1 | 7月18・19日 | 富士スピードウェイ 300㎞ |
- | 松浦孝亮★ 小林崇志 |
B-7位・松浦・1'37.141 | 12位・小林・1'37.619 | 22位 | 0 - |
Rd.2 | 8月8・9日 | 富士スピードウェイ 300㎞ |
- | 松浦孝亮★ 小林崇志 |
B-9位・松浦・1'38.034 | - | 18位 | 0 0 |
Rd.3 | 7月18・19日 | 鈴鹿サーキット 300㎞ |
- | 松浦孝亮 小林崇志★ |
A-2位・小林・1'59.175 | 9位・松浦・1'59.146 | 2位 | 15 15 |
Rd.4 | 9月12・13日 | ツインリンクもてぎ 300㎞ |
45 | 松浦孝亮 小林崇志★ |
A-6位・小林・1'48.467 | 16位・松浦・1'56.537 | 14位 | 0 15 |
Rd.5 | 10月3・4日 | 富士スピードウェイ 300㎞ |
45 | 松浦孝亮 小林崇志★ |
B-9位・小林・1'37.486 | - | 18位 | 0 15 |
*予選Q1はA,B2グループに分けて実施。各グループの8位までがQ2に進出。
*W.H.=ウエイトハンディ。2020年は1ポイント=3㎏に換算してウエイトを積む。ウエイトは第7戦は半分に、最終戦の第8戦はゼロになり、最後のガチンコ勝負に挑む。
コロナの影響で第4戦まで無観客のレースが続いていたSUPER GT。プロ野球やJリーグに続き、この5戦富士から、制限付きながら観客を迎えることができるようになりました。
また同時にレースクイーンも参加できるようになり、ようやくサーキットに華が戻りました。これまで馴染んできたサーキットの姿、景色でレースができるのは本当にうれしいことです。