2020年シーズンSUPER GT全レースが終了
TEAM UPGARAGEは2位表彰台1回、ドライバーランキング15位、チームランキングは14位

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4番手と絶好のポジションからのスタート。

10月末なのに暖かい鈴鹿で、2度目の表彰台を狙って挑んだレース。予選Q1は松浦選手が1’57.615で6位通過でQ2へ。Q2は小林選手が1’56.340で4位に入り、今季最高のポジションからのスタートになりました。

翌日の決勝は快晴。気温も19℃と絶好のレース日和。スタートドライバーは小林選手。決勝はトラブルもなくスタートし、小林選手は早いうちから仕掛けるが、前車に蓋をされた格好で4位をキープ。しばらく我慢かと思っていたら、3周目に突如スローダウンし、そのままコース外に出てストップしてしまった。なんと左フロントのサスペンションに不具合が出て走れない状態に。このままリタイヤを余儀なくされて18号車のレースは終わってしまった。絶好のポジションからのスタートで、表彰台は間違いなく行けるかと思われていただけに、何とも残念な終わり方でした。

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グリッドガールは「ちゃんまな」でした。

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予選Q1に挑む松浦選手。

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もてぎの決勝レースは快晴の中行われた。

もてぎの第7戦ではウエイトハンディは半分に減るので、18号車も23㎏にダイエット。が、上位のクルマも軽くなるのでレースはよりシビアな展開になります。土曜日の予選はQ1を小林選手が走り1’47.088で3位、Q2は松浦選手が走り1’47.361で9位に。よってスタートは9番グリッドに決まりました。

翌日の決勝は快晴で、この季節のもてぎにしては暖かい22度に。スタートドライバーは小林選手。ここではスタート直後からバトルが始まり、18号車は7位までアップ。20周過ぎにSCが導入され、ここからレースが動きます。18号車は燃費対策で1回目のピットに入りましたが、この時思わぬ事態が起こりペナルティを受けました。ピットアウト後、一時は3位に上がったものの、ドライブスルーペナルティでダウン。さらにドライバー交代などのためにピットインを行い、結局16位でフィニッシュしました。

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予選Q1は小林選手がドライブ。

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ウエイトハンディは第6戦までの半分に。速いクルマはより速く!

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グリッドガールは「のんちゃん」でした。

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最終戦富士でも快晴でしたが気温、路面温度が低めに。

今季最終戦の富士300kmレース。ウエイトハンディはゼロになり、各車ガチンコの勝負です。やはり11月末の富士は気温が低く、練習走行、予選共タイヤの温度が上がらず、少なからず影響が出そうな状況に。予選Q1は小林選手が走りましたが1’37.305でBグループ12位とQ1止まりに。スタートグリッドは23番手になりました。

翌日の決勝は小林選手がスタートドライバーで、序盤からプッシュして行った結果、他車のクラッシュなどもあり17位まで上昇。その後、早めのピットインを選択し19周目にはドライバー交代、給油などを済ませてコースイン。しかしなかなかペースが上がらず膠着状態に。34周目には2度目のピットインで、タイヤを4本交換し給油して復帰。これ以降はドラマは起こらず、25位でチェッカーを受けて最終戦が終わりました。最終的にドライバーズランキングでは15位、チームランキングは14位で2020年シーズンが幕を閉じます。1年間の応援ありがとうございました。来年もまた熱い応援をお願いします。

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まさにこれから予選に出る18号車。

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決勝前に調整に余念のないメカニック。

SUPER GT史に残るチャンピオン争いに、最終戦富士では劇的な結末が待っていた。第7戦終了時点で、500クラスは、理論上は10チームにドライバータイトルの可能性が残っていました。その中で、ランキングトップのKeePer TOM’S GR Supra 37号車がPPを獲得し、タイム的にも頭一つ抜けた印象があったのですが、ずっとトップを走っていた37号車は最終ラップの最終コーナーを抜けたところでガス欠に!7番手からスタートして追い上げてきた100号車がゴール手前700mで逆転しトップでゴール。見事にタイトルを手中に収めました。山本選手、牧野選手の熱い中にも冷静な計算のある走りはお見事でした。

300クラスも劇的な終わり方で、第7戦終了時にポイントトップの56号車が、やはり予選で沈み7番手スタートに。ここから執念の追い上げを見せて2位でゴール。自力でタイトルを獲得したのでした。6,7位のフィニッシュではポイントを逆転される可能性があっただけに、57号車の追い上げが実ったレースだった。ちなみにこのレースの1位はP.P.からスタートした埼玉トヨペットのGRスープラ52号車でした。

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500クラスチャンピオンのRAYBRIG NSX-GT。

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300クラスチャンピオンのリアライズ日産自動車大学校GT-R。

Po No Driver Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7 Rd.8 Total
1 100 山本尚貴
牧野任祐
5 6 15 6 6 11 20 69
2 37 平川亮 21 8 4 5 8 5 16 67
3 17 塚越広大
ベルトラン・バゲット
20 3 20 1 1 6 8 59
4 36 関口雄飛
サッシャ・フェネストラズ
15 15 11 4 11 56
5 8 野尻智紀
福住仁嶺
3 1 12 12 20 6 54
Po No Driver Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7 Rd.8 Total
1 56 藤波清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
8 6 2 20 20 15 71
2 52 吉田広樹
川合孝汰
20 5 8 8 21 62
3 65 蒲生尚弥
菅波冬悟
6 8 5 20 11 1 8 59
4 55 大湯都史樹 4 11 4 15 4 3 4 45
5 61 井口卓人
山内英輝
15 8 11 7 3 44

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Formula DRIFT最終戦アーウィンデールでの追走。

アメリカのFormula DRIFTで戦っているアップガレージUSAの社員ドライバー田口和也選手。第6戦までは前回ご報告しましたが、11月末に残りの2戦が行われ、第7戦はTOP8に入り、第8戦は不戦敗でTOP16に終わりました。

第8戦では練習走行中にクラッシュし、修理が間に合わずに不戦敗という結果に。惜しいレースになりましたが、年間ランキングは過去最高の11位に!FacebookやInstagramで応援いただいた皆さん、ありがとうございました。

Rank Car# Driver Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7 Rd.8 Total
1 25 ヴォーン・ギティン・ジュニア 32 32 100 100 76 88 64 48 540
2 88 チェルシー・デナ 32 100 32 64 32 76 76 88 500
3 411 ライアン・トゥエルク 88 76 32 76 100 48 32 32 484
4 151 フレドリック・アスボ 100 32 88 16 48 48 100 16 448
11 123 田口和也 48 32 48 32 32 48 48 32 320