ライダース カスタムバイク自慢

アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。

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反応が早く思い通りに操れるレーサーレプリカタイプが大好きという羽生さん。

ホンダ VFR400R(1986年~1994年)

  • 全長×全幅×全高=1985×705×1075㎜
  • エンジン=NC13型 水冷V型4気筒DOHC4バルブ
  • 排気量=399cc
  • 最高出力=59ps
  • 最大トルク=4.0kgf-m
  • ミッション=常時嚙合式6段リターン
  • 乾燥重量=164㎏

※スペックは羽生さんの1991年型(NC30型)を紹介

ルーツは1982年から販売されていたVFシリーズ。1986年にフルモデルチェンジしてNC21型としてVFR400R、VFR400Zが生まれた。NC30型は2度目のモデルチェンジで1989年1月から販売。エンジンクランク角の変更、マフラーをステンレス製左出し4-2-1へ変更するなど大きく変わったモデル。

このバイクは何?というくらい原型から離れたVFR400Rにお乗りなのは羽生さん。このバイクは8年前に先輩から購入したが、それ以降、たとえばエンジンは2回乗せ換えており、タンク、シート、スイングアームなど多くのパーツを交換。「コケて壊すとか、故障したとかでいろいろ交換してきて、いまやフレームとFフォーク、キャブくらいしかオリジナルは残っていない」状態に。すごいですね。

そもそもバイクは「16歳のときにヤマハのRZ50を買った」のがハマるきっかけ。それ以前は、「中学の時に父親のCBX400に乗せられタンデム初体験をしたけど、後ろで『降ろしてくれー!』と叫んでただけ(笑)。怖かった!」という思い出だけ。

当時の趣味はロックだったがRZ50を買ったことでバイクにはまり「3本あったギターを売り払ってパーツを買うようになった」ほど好きに。

その後、高校を卒業して進学し八王子の学生寮住まいに。この時には原付は卒業して足としてFZR250に乗っていた。寮には1台しか置けないためRZ50は実家で保管していたが…。「いつの間にかなくなっていて、聞いたらおばあちゃんが『処分しといたよ、お金は私が払っておいたから』って、感謝しろくらいの調子(笑)。冗談じゃないって、最後の2ストのRZ50なのに、売ったらいくらになるか」という悲劇が起こったのでした。

大学時代はバイク仲間を作り、ともに語り合い、ツーリングに行き「絵にかいたような青春(笑)」を楽しんだのです。

ところでライダース店との付き合いは「メチャクチャ利用してます。たとえばこのバイクのマフラーとかエキパイとかは全部ライダースで買ったパーツ。VFRはV型4気筒のエンジンで特殊なので知ってる人が少なくて、パーツはメーカー不明、車種不明で安く出てたんです。もうラッキー!で即購入」したとのこと。「僕にとっては、こういう詳細不明なパーツとか“わけあり”コーナーは宝の山に見える」のだそうです。

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リアホイール固定方式をRVFと同じ構造のセンターナット止めに変更したのもこのモデルから。独特の取り回しのエキパイが見える。

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メータまわりもハンドルもすべて交換してある。

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ここに写るステップもアームもエキパイも全て交換品。

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サイレンサーのFADDY DADDYは、知る人ぞ知るメーカー。レアな品です。