アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。
※スペックは羽生さんの1991年型(NC30型)を紹介
ルーツは1982年から販売されていたVFシリーズ。1986年にフルモデルチェンジしてNC21型としてVFR400R、VFR400Zが生まれた。NC30型は2度目のモデルチェンジで1989年1月から販売。エンジンクランク角の変更、マフラーをステンレス製左出し4-2-1へ変更するなど大きく変わったモデル。
このバイクは何?というくらい原型から離れたVFR400Rにお乗りなのは羽生さん。このバイクは8年前に先輩から購入したが、それ以降、たとえばエンジンは2回乗せ換えており、タンク、シート、スイングアームなど多くのパーツを交換。「コケて壊すとか、故障したとかでいろいろ交換してきて、いまやフレームとFフォーク、キャブくらいしかオリジナルは残っていない」状態に。すごいですね。
そもそもバイクは「16歳のときにヤマハのRZ50を買った」のがハマるきっかけ。それ以前は、「中学の時に父親のCBX400に乗せられタンデム初体験をしたけど、後ろで『降ろしてくれー!』と叫んでただけ(笑)。怖かった!」という思い出だけ。
当時の趣味はロックだったがRZ50を買ったことでバイクにはまり「3本あったギターを売り払ってパーツを買うようになった」ほど好きに。
その後、高校を卒業して進学し八王子の学生寮住まいに。この時には原付は卒業して足としてFZR250に乗っていた。寮には1台しか置けないためRZ50は実家で保管していたが…。「いつの間にかなくなっていて、聞いたらおばあちゃんが『処分しといたよ、お金は私が払っておいたから』って、感謝しろくらいの調子(笑)。冗談じゃないって、最後の2ストのRZ50なのに、売ったらいくらになるか」という悲劇が起こったのでした。
大学時代はバイク仲間を作り、ともに語り合い、ツーリングに行き「絵にかいたような青春(笑)」を楽しんだのです。
ところでライダース店との付き合いは「メチャクチャ利用してます。たとえばこのバイクのマフラーとかエキパイとかは全部ライダースで買ったパーツ。VFRはV型4気筒のエンジンで特殊なので知ってる人が少なくて、パーツはメーカー不明、車種不明で安く出てたんです。もうラッキー!で即購入」したとのこと。「僕にとっては、こういう詳細不明なパーツとか“わけあり”コーナーは宝の山に見える」のだそうです。
バイクはもう1台CBR600RRを所有。これにステップワゴンがあるので、合計8輪生活。ステップワゴンはリアシートを外してバイク2台が載る運搬車に。
東京都東村山市本町1-9-2
042‐390‐5582