アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。
マグナはアメリカンタイプのオートバイで、VF750マグナをはじめとする750㏄とVツイン250㏄の2タイプが販売された。Vツイン250は1993年に発表され翌年から販売された。アメリカンタイプの人気が高かった時代で、Vツインマグナは250㏄クラスで売り上げナンバーワンを記録した人気車種だった。濱桐さんのマグナは2005年式とのことなので、2004年末から発売されたIII型と思われる。
いい味わいのホンダマグナにお乗りなのは濱桐さん。このマグナに乗って3年目だそうですが、実は「久しぶりのバイク、いわゆるリターンライダーですよ。約40年ぶり、正確には38年かな。16歳で原付を取って、母親のロードパルに乗って遊んでました。その次はヤマハのチャッピーだったかな。次がバイト先の先輩から譲ってもらったヤマハのMR50、これが初めての自分のバイクでしたね」と、ライダー歴は長いのです。
「18歳になってバイクの小型免許を取って、19歳の時に4輪の免許を取りましたが、これは将来、就職するときの資格にと思っただけで、バイクのほうが面白いしクルマなんか乗らないだろうと。ところが家のクルマに乗るようになったら、クルマのほうがいいなって(笑)。雨に濡れないし、快適だし(笑)。でも結婚した25歳まではバイク」に乗っていたのだそうです。それから家族が増えて子育ての時期には2代目MPVに乗ることに。
「乗り物が好きなんですね。モータースポーツが好きなので、レーシングカートを20代後半から10年くらいやってました。だから飛ばすのはサーキットで十分なので、公道ではのんびり普通に走るだけ」のカーライフを送った。ところがところが、何台かクルマを乗り継ぐうちに、「ちょっといじってパーツを付けるのが楽しくなって。本格的にやったのはMPVの時。ガルウイングドアに変えちゃった。これで当時始まったオフ会に行くと、ガルウイングのMPVなんて日本初じゃないか」と皆さんの注目を集めることになったという。この後には、VWのザ・ビートルが日本デビューと同時にMPVから乗り換え、愛好家のコミュニティを立ち上げたり、本当に乗り物がお好きな様子です。
マグナは「子育ても終わり独立したし、家のクルマはデイズがあるから、自分用は趣味に戻ってもよいかと。それで好きなアメリカンタイプで、足つきの良いバイクを探すことに。ヤマハのドラッグスターかカワサキのエリミネイターかこれかだけど、結局マグナが良いなと。ただ、最近はこの手のちょっと古いバイクが人気らしくて、満足のいく個体を探すまで半年くらいはバイク屋さん巡り」をして探したのです。「久しぶりのバイクで、自分でいじれるところは多くないけど、小物などはちょこちょこ変えて」いる。この日もライダース本店に面白いものがないかと来店されたのだが「月に1回は必ず来てますね。掘り出し物目当てで(笑)、何かあるかなって探しに来るのが楽しい店」なのだそうです。
マグナに満足はしているが、気になっているのはロイヤル・エンフィールドのメテオ350というバイク。イギリス発祥のメーカーで今はインド資本だけど、昔のイギリスのにおいを残しているバイクを販売。
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