2023年のTEAM UPGARAGEを振り返る
ドライバーズランキング＝5位、チームランキング＝9位
第8戦のもてぎのレースで今季も終了しました。優勝で始まったシーズンでしたが、終わってみると山あり谷あり。簡単に今季を振り返ってみます。
Rd1.岡山
いきなり優勝した開幕戦
2018年にも開幕戦優勝を挙げたゲンのいい岡山。予選は18番手に終わったもののピット戦術が功を奏し大逆転の優勝。天気が安定せずに荒れたレースになり、FCYや赤旗中断が重なって制限時間の規定で59周をもって終了。
小林選手は記念すべき100戦目、今季新加入の小出選手はスーパーGTデビュー戦での優勝でした。
雨の中、優勝に突き進む18号車。
表彰式でトロフィーを掲げる小林選手、小出選手。
Rd2.富士
15番手から岡山の再現を狙うもリタイヤ
15番手から浮上していったが1回目のピットイン直前のタイヤがバースト。ピットには戻れたが順位を大きく下げ、最終的にリタイヤに。
このレースからサクセスウエイト60㎏搭載。
Rd3.鈴鹿
リヤタイヤが外れるトラブルでリタイヤ
450㎞と長距離のため2回のピットインが義務付け。1回目を早めた作戦で5周目にピットインしたが、直後に右リヤタイヤが外れてリタイヤ。
Rd4.富士
予選からタイヤをうまく使えずに苦戦
予選はAグループ11位のためスタートは20番グリッドに。追い上げを狙ったが雨で路面温度が上がらず、持ち込んだタイヤを使いきれなかった。
微妙に予測と戦略がズレたレースだった。
少しずつかみ合わなかった富士のレース。
Rd.5鈴鹿
16番手から大逆転の今季2勝目！
予選Q1は4位と好調だったが、電気系のトラブルでQ2を走れずに16番手グリッドに。
決勝では小出選手がチャンスをキッチリものにしてトップに立った。後半は迫る2位との激しいバトルを制して2勝目を挙げた。ルーキーながら追われるプレッシャーをものともせず、タイヤをケアしながら逃げ切った小出選手が見事。
ランキングも再びトップに。
またもや大逆転で優勝！シーズン2勝目はチーム初の快挙。
レース後半は、小出選手がひたすら逃げた。
2023年 HONEYS
今シーズンのTEAM UPGARAGEのレースクイーンHONEYSの二人。向かって左が前田星奈ちゃん、右が阿比留あんなちゃん。
1年間、チームの華として活躍してくれました。
2023 SUPER GT TEAM UPGARAGE Result
| 開催日程 | 大会名 | 距離 | 予選 | 決勝順位 | ドライバーポイント | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| S.W. | - | ドライバー | 順位 | タイム | トップとの差 | チームポイント | |||
| Rd.1 | 4月15・16日 | 岡山国際サーキット | 300㎞＝82Laps | Q1 | 小林 | A-9位 | 1'45.969 | 1位 ※1 | 20 |
| 0 | Q2 | - | - | - | 0（59L） | 23 | |||
| Rd.2 | 5月3・4日 | 富士スピードウェイ | 450㎞＝100L | Q1 | 小出 | A-8位 | 1'36.642 | リタイヤ | 0 |
| 60kg | Q2 | 小林 | 15位 | 1'36.362 | -47L（46L） | 0 | |||
| Rd.3 | 6月3・4日 | 鈴鹿サーキット | 450㎞＝77L | Q1 | 小林 | A-7位 | 1'57.722 | リタイヤ | 0 |
| 60kg | Q2 | 小出 | 13位 | 1’57.330 | -49L（5）※2 | 0 | |||
| Rd.4 | 8月5・6日 | 富士スピードウェイ | 450㎞＝100L | Q1 | 小林 | A-11位 | 1'38.067 | 17位 | 0 |
| 60kg | Q2 | - | - | - | -1L（91） | 3 | |||
| Rd.5 | 8月26・27日 | 鈴鹿サーキット | 450㎞＝77L | Q1 | 小出 | A-4位 | 1'59.248 | 1位 ※1 | 20 |
| 0 | Q2 | 電気系トラブルのため走らず | 0（71） | 23 | |||||
| Rd.6 | 9月16・17日 | スポーツランドSUGO | 300km＝84L | Q1 | 小林 | B-1位 | 1'18.449 | 失格 ※3 | 0 |
| 100kg | Q2 | 小出 | 6位 | 1'18.472 | - | 0 | |||
| Rd.7 | 10月14・15日 | オートポリス | 450㎞＝97L | Q1 | 小出 | B-3位 | 1'43.437 | 17位 ※4 | 0 |
| 60kg | Q2 | 小林 | 9位 | 1'43.880 | -3L（88） | 1 | |||
| Rd.8 | 11月4・5日 | ツインリンクもてぎ | 300㎞＝63L | Q1 | 小林 | B-2位 | 1'46.303 | 8位 | 3 |
| 0 | Q2 | 小出 | 5位 | 1'46.052 | +44.223秒 | 6 | |||
- ※1
- Rd1 岡山：荒れた天候でクラッシュもあり、FCYや赤旗中断が重なり大幅に遅延したため、レース最大延長時間の制限により59周時点（300クラス）で打ち切られた。
- ※2
- Rd3 鈴鹿：59周目の途中で大きなクラッシュが発生。バリアなどコース設備の補修に時間がかかることから15:40に赤旗掲示をもって58周（500クラス）で終了。
- ※3
- Rd6 SUGO：最終ラップのゴール直前に、トップがガス欠でスローダウンしたため逆転トップでゴール。しかし直後の再車検で最低地上高違反で失格に。
- ※4
- Rd7 AP：上位グループで走行中に、14周目に96号車に追突されてコースアウト。ここで2周遅れになり、ポイント圏から脱落。
順位ポイント（通常レース）
| 決勝順位 | ポイント |
|---|---|
| 1位 | 20 |
| 2位 | 15 |
| 3位 | 11 |
| 4位 | 8 |
| 5位 | 6 |
| 6位 | 5 |
| 7位 | 4 |
| 8位 | 3 |
| 9位 | 2 |
| 10位 | 1 |
チーム 周回ポイント（順位ポイントに加えチームのみに加算される）
| 走行ラップ | GT300ポイント |
|---|---|
| トップと同一周回 | 3 |
| 1周遅れ | |
| 2周遅れ | 2 |
| 3周遅れ | 1 |
サクセスウエイトの計算
サクセスウエイトは順位ポイント1ポイントあたり3㎏で計算するが、上限は100㎏。
＊18号車は開幕戦で優勝したので第2戦では「20P×3㎏＝60㎏」のウエイトを積む。
＊第5戦で優勝してポイント合計が40Pになった場合は「40P×3㎏＝120㎏」だが、上限を100㎏にするルールのため第6戦のウエイトは100㎏になる。
＊第7戦はウエイトを半減するので、18号車は第6戦までの40Pを基準に「40P×３㎏×0.5＝60㎏」となる。