バブル直前の1988年に初代(Y31)がデビューし、初の3ナンバー専用車として大人気に。「シーマ現象」なる言葉を生んだ。今回登場のY32は2代目、HTからBピラーを持つセダンになり、3リッターV6に加え4リッターV8エンジンも用意された。青嶋さんのクルマは1993年(H5年)式。
シビックは、ホンダが本格的に4輪メーカーに脱皮できた基礎を作ったクルマ。EF型は4代目にあたり通称「グランドシビック」と呼ばれた。3ドア、4ドア、5ドア(シャトル)とバリエーション豊富で、ホンダらしいスポーティさから人気を博した。法子さんのクルマは1989年(H元年)式。
シャコタンのシーマにお子さんを乗せて登場した青嶋さん。後には奥さんのシビックが続きます。ご夫婦そろってバリバリのクルマ好き、昨今では人間国宝に次いで貴重かと思われますが…。
ご主人の健太さんがクルマいじりを始めたのは「意外と遅くて25歳になってから、それまではバイクでした」という。バイクではレースにも出たくらいのめりこんだが、25歳のある日クルマに乗りたくなって免許取得。
最初のクルマはエスティマの初期型だったが「とりあえずクルマが欲しかったから。2台目のエスティマに買い替えてからシャコタンの限界に挑戦」して、その後はセダンに興味が移り15クラウン、そしてシーマへと続く。
シーマにしたのは「昔のクルマ、バブルの名残があって内装などは豪勢な作りだから」に加え、「今のクルマのように丸くない、角ばったデザイン」が気に入っているから。シビックも同じ理由で奥さんに勧めたそうです。
もちろんシーマのカスタム化はすべて自分で。車高調もこの尼崎インター店で買って自分で交換している。スピーカーもずべて入れ替え、室内照明はLEDに入れ替えた。この後車高をさらに下げるつもりでロワーアームなどパーツを買って準備中。エアロもそっくり変える計画で今の形はもうすぐ見納めになるのだ。
一方、奥さんの法子さんが乗るシビックは、「もともと環状族(=ルーレット族)のクルマだった。だから重ステで、マニュアル。エアコン、オーディオはなし。ロールバーは買ったときから」と超ハードです。「もっと楽なクルマにすればよかったと、ちょっとは思う」けど、「走ってると道を開けてくれる(笑い)」メリットも。もちろんこれで買い物にも行きます。
当分はこのシビックに乗るつもりだし、買い替えるとしても、またシビック。シビック以外に乗ったことがないという筋金入り!原体験は先輩のシビックで、Vテックサウンドにしびれたのだとか。でも次に買い替えるときは、「子供がいるからエアコンが付いてるやつにしようかな(笑)」。
健太さんは休日の午前中にクルマいじり、午後は莉亜ちゃんと遊ぶ時間に。次にほしいクルマはたくさんあるけど、「現実的には子供のためにエリシオンかな」。法子さんは、「重ステのシビックに慣れたら腕が太くなった(笑)気がする」。
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