Team UPGARAGEwith BANDOHでは、今年、中山選手は変わらないもののセカンドドライバーに川端選手が加わった。川端選手は昨年のFIA F4で開幕2連勝を上げた注目株の若手。
その川端選手で岡山の予選Q1が始まった。いきなりの大役だったが、Q1では1′27.159で20位と本領は発揮できず。Q1突破を0.218秒差で逃してしまった。
「タイヤのピークを掴めるようになったけど、そのピークの時に力が入りすぎて逆効果に」(川端選手)と、ステップアップして初レース、初のQ1と初めて尽くしで力んでしまった様子。
翌日のスタートも川端選手。これはこの開幕戦で、できることはすべて経験してもらおうとの配慮から決まったこと。ここでも赤旗中断があったが、スタートは無難にこなした川端選手、その後は28周目に中山選手と交替するまでポジションをキープした。
中山選手は残り約50周と長いため無理をせずチャンスを待つ走り。途中セーフティカーが導入されるなど動きがあり、チャンスをとらえては順位を上げて最終的に12位でゴールした。ポイントまであと少し及ばなかったが、20位スタートを考えると精一杯の結果だったと思われる。川端選手がこの開幕戦で一皮むけたことを期待して富士の第2戦に乞うご期待です!
予選の川端選手起用は僕の判断だった。結果的に突破できず20番グリッドでスタート。だから今シーズン川端選手が経験することを、全てこのレースで終えておこうとスタートドライバーに。急速に経験値を上げて一皮むけてくれないとね。それでシリーズチャンピオンをとる戦力になってくれればと思う。