ライダース カスタムバイク自慢

アップガレージが4輪だけじゃないことは知っているよね。アップガレージには「ライダース」というバイク乗りの強い味方となる専門店がある。そんな専門店に通うオーナー達も紹介しようというのがこのコーナーなのだ。

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フロントのフェンダーは、リベット打ちのFRP製が欲しくて探したカワサキZRX用。

ホンダNSR250

  • 全長×全幅×全高=1970×650×1045㎜
  • エンジン=MC16E型 水冷2ストローク90°V型2気筒
  • 排気量=249cc
  • 最高出力=45ps
  • 最大トルク=3.3㎏-m
  • 乾燥重量=137㎏

ホンダがヤマハに対抗すべく1986年に発売したレーサーレプリカ。初代はNSR250RG(MC16)で、角川さんが所有するモデル。このバイクは大ヒットし2ストバイク市場のトップの座をホンダにもたらした。クランクケースなどに「HONDA RACING」の刻印が入り、競技車両とパーツの設計が同じだったことも注目された。

ナンバーを返してしまったために、バイクを軽トラックでわざわざ運んで取材に応じてくれたのは角川さん。

角川さんがバイクの免許を取ったのは16歳のとき。子供の頃はレーシングカートに乗っていて、「当時はオートパラダイス御殿場という施設があって(今は移転)、そこではレースにも出て、ジュニアの時にシリーズのチャンピオンシップで2位になった」こともあるほど。「当時は長渕剛さんの次男の蓮君も一緒に走ってましたね」。

高校に入学してお年頃になると、周囲にバイク好きな友人が多く自然と乗るようになった。「でも免許は大変でした。父親が強烈に反対して、免許取るんだったらお前はお前で生きていけ、くらい言われて(笑)」。教習所代もバイトで必死に稼いだという。

いまのNSRは昨年夏に入手したもの。子供のころからの憧れのバイクだったが、当時は「中型免許じゃないから50ccのNSR」に乗っていた。昨年たまたまこのバイクに巡り合って、長年の夢が実現できたのだ。レーサーレプリカタイプが好きなのだが、中でもNSRお気に入りのポイントは「カラーリングですね。以前大垂水峠で出会ったライダーがいて、すごい人で尊敬してました。で、その人に少しでも近づきたくてカラーリングも含めてまねしようと」。角川さんにとって、その後のライダー人生を方向付けるような出会いだったとのこと。

このバイクは去年手に入れたばかりだが「それほどお金はかかってないんです。ライダース店で中古部品を買って作っているし、取り付けは全部自分でやれるから」。やがては走行会などの専用にしようと考えているらしい。普段の足にはTW200もあるし、なんとVWのビートルもある8輪生活を楽しんでいるのです。

*次号ではビートルのご紹介をする予定です。

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ハート型のリヤブレーキランプはちょっとしたこだわり。

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シートはシングルタイプに変更。

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マフラーにつながるチャンバーは流用。合わせるために自分で加工した。

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クラッチやブレーキレバー、ホースなどを交換。バンダナは当時尊敬していた走り屋の方を真似てみた。