冬の準備はアップガレージ
クルマにはスタッドレスタイヤ
バイクなら冬の暖かウェア

タイヤを交換するときはサイズを合わせなければなりません。サイズはタイヤの側面（サイドウォール）に写真のように記されているので、愛車のサイズは把握しておきましょう。

写真の例では「215/60R 16」ですが、簡単に説明すると「215」はタイヤの幅（太さ）、「60」は扁平率、「R」は速度レンジ、「16」はタイヤのサイズ（内径）を表します。

製造年もサイドウォールにあります。2000年以降の品では4桁の数字で、前半の2ケタが製造された週（年初からの通算です）、後半の2ケタが製造年の西暦（の下2桁）です。

写真の「0418」の場合は、「04」が製造週、「18」が製造年なので、2018年の第4週目に製造されたタイヤを意味します。

スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べ接地面（トレッド面）の溝が大きく深く、ブロックがごつごつしています。またブロックにはサイプと呼ばれる細い水が沢山刻まれています。これらで雪を掴み排水するので、溝の深さが重要です。またタイヤ表面のゴムが夏タイヤより柔らかめです。これらは写真のようにすれば簡易チェックができます。

自宅で保管しているタイヤもトレッド面をチェックして、どうかなと思ったら買換えた方が安心です。

サイドウォールに小さな矢印があります。この矢印の延長線上のトレッド面の溝の中にプラットフォームがあり、これが表面に出ているようだと溝の残りが少なく交換時期が来たことを表します。

比較的新しいタイヤだと溝の中にプラットフォームが埋もれている状態です。

このようにプラットフォームが浮き出てくると交換です。写真の例ではゴムが劣化してひび割れも出ています。

トレッド表面のゴムの硬さを見ます。一つだけではなくいくつか触ったほうが比較しやすいですね。

これは新品の場合で100円玉の「1」が完全に埋まっています。

中古ですが状態の良いタイヤです。「1」がほぼ隠れるくらいで、この状態だと溝は5ミリ弱程度です。

「1」が完全に浮き出ているので溝はほとんど残っていません。法律では溝が1.6ミリ未満のタイヤは使用禁止ですが、現実的には残り2～3ミリになるとグリップ力が極端に低下します。