不安定な天候に我慢比べのレース展開
タイヤ無交換にかけて9位でゴール
前戦Rd.5の富士では4位に入賞し上昇気流に乗れた印象の18号車。オートポリスでもしっかりポイントを稼ぎたいところだが…。7日の予選Q1は松浦選手が担当。開始後、コースの状況を見てからスタート。タイヤを温めた後、3周目に1’46.300をマークし暫定16位に。しかしこの後、終了直前にタイムアップしたチームがあり17位に後退。わずかの差でQ2を逃した。
翌日の決勝は、天候をどう読むかで戦略が異なり勝敗を分ける結果に。18号車はドライでスタートし、途中の雨も松浦選手が我慢の走りで潜り抜けて38周目にピットイン。小林選手に交替したが、天気の回復にかけてタイヤは無交換。雨のおかげもありタイヤはゴールまで保つとの読みもあった。
小林選手に交替した後も雨脚が強くなった時期もあったが、ここでも我慢。残り10周弱の頃に路面が乾きはじめ一気にペースアップし、最後は9位でゴール。17番手からのスタートだったが、見事ポイントを獲得することができた。
2戦連続で雨の決勝レース
18号車はウェットタイヤを選択し20番手から10位に食い込む
土曜日の予選Q1は、狭いコースを考慮して昨年から導入されたグループ分け方式で、8位までがQ2に進める。18号車はランキング順位でBグループに。小林選手が走り1’19.023を出したが10番手でQ2進出ならず。ちなみにAグループの通過ラインは1’19.159だったのだ。
日曜日の決勝はまたしても雨模様。各チームはグリッド上でタイヤ選択に悩み、18号車はギリギリでウエットタイヤを選択。スタートするころには完全にウエット路面になっていたが、トップグループにはドライを選んだチームもあり、スタート直後から順位は大きく変動。スタートドライバーの松浦選手は数周で10番手まで上がることに成功した。
さらに順位をあげた27周目にピットイン。小林選手に交替しリアタイヤのみを交換して18番手でコースに戻った。ところが、この時の固めのタイヤ選択が裏目に出て熱が入らず、結果として順位を下げることに。最終的には10位でチェッカーを受けた。20番手スタートからは努力の成果ともいえる順位だったが、もう少し上を狙えた可能性もあっただけに悔しい結末だった。次は最終戦もてぎ、終わり良ければ総て良し、となるレースをお見せしたい!