中盤グリッドからスタートし総合14位ながら特別賞ではスーパーGTアワード2位、アジアアワード3位に!
今年が2回目の開催となる鈴鹿10H(=第48回サマーエンデュランス鈴鹿10時間耐久レース)、昨年に引き続きTEAM UPGARAGEが参戦。
タイヤがピレリのワンメイクになることやピットストップに各種制約があることなどは昨年同様で、世界のGT3カテゴリーのマシンが耐久レースを戦う位置づけも変わらない。
ドライバーは3名が必要なので小林選手、松浦選手に加え、スーパーGTではModulo Nakajima Racingで戦う牧野任祐選手を起用。マシンはMC86からNSXに代わっているので、NSXを熟知した3人とあって期待がかかる。
予選は24日。午前中の練習走行でセットアップを進めたが最適解に至らないまま午後の予選を迎えた。
鈴鹿10Hは3名のドライバー全員のタイムアタックの合計で順位が決まり、20位までが次に進めるのだ。18号車は小林選手からスタートし、松浦選手、牧野選手と続いたが、アクシデントやトラフィックなどがあり合計タイムは6’09.935で21位!惜しくもポールシュートアウトを逃した。
決勝のスタートドライバーは小林選手。21番手からのレースだが、好スタートで発進しすぐに19番手まで浮上。その後、各車のピットインが始まり暫定2番手まで浮上したところでピットイン。松浦選手に代わって18番手で復帰したが、ドライブスルーペナルティを受け21番手に後退。ここから追い上げて16番手に上がったところで59周目にピットイン、牧野選手と交替した。
約2時間が経過してマシンがコース上に広がり思うように走れない中、牧野選手は巧みにかわしながらプッシュする展開に。この後、6スティント目のピットインが作戦通りに行き14番手を維持してコースに戻った。それから大きな波乱はなく、さらに3回のピットインを行い10時間を走り切って14位でゴール。総合では14位ながら、特別賞のGTクラス2位、アジアクラス3位を受賞したことは一つの収穫であり、これをきっかけにシリーズ戦でもより上位を狙っていくので、乞うご期待!です。