クルマ自分流 カスタム&ドレスアップカー オーナー訪問記

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ユニークなカラーリングでオリジナル感が出ている。17インチホイールはJP STYLE、タイヤは205/45-17サイズ。

スズキ スイフトスポーツ(ZC33S型 2017年~)

  • 全長×全幅×全高=3890×1735×1500㎜
  • エンジン=K14C型、直列4気筒DOHC 直噴ターボ
  • 排気量=1,371㏄
  • 最高出力=140ps
  • 最大トルク=23.4kgf₋m
  • 変速機=6MT・6AT
  • 車両重量=970㎏(6MT)

スイフトスポーツの4代目。エンジンが3代目の1.6Lからダウンサイジングし1.4LのK14C方に変わったが、3代目よりパワーもトルクもアップ。さらに6MTは日本と豪州仕様のみローレシオ化され加速性能を強化。また日本仕様のスイフトとしては初の3ナンバー化だが、重量は70㎏も軽量化されているのは特筆される。

生涯に一度でいいから乗ってみたいアストンマーチンから付けたというニックネーム"ゔぁんきっしゅ"さんの愛車はスズキスイフトスポーツ。発色の良いきれいなブルーに鮮やかなイエローがマッチしたとても目立つクルマです。

そもそもスイフトを選んだのは「小さなボディにターボ付きのエンジンを載せてるから。いまはHV全盛で、ターボ付きはこのクルマくらいしかなかった。それに土屋圭一さんが、このクルマを『次世代のハチロク』と高く評価していたし。」ということで2年ほど前に購入したそうです。いまの特徴的なカラーリングのエアロに始まるカスタムは「納車されて1週間目くらいに、ローダウンしようとサスキットを探しに来た」ことがきっかけに。

「職場がこの近くだったので、買うなら近くがいいやと思ってこの東村山店に寄ったら、高橋店長につかまって説得されてしまったんです(笑)。ダウンサスのキットもあったけど、そのうち物足りなくなるからって熱弁をふるわれて、そうかと思ってしまった(笑)。ところが予算が全然違って。中古のダウンサスキットなら2〜3万円であったけど、それが18万円の車高調に変わっちゃった(笑)。でも結果としては満足してますよ」。この時はマフラーも変えましたが、ここからスイフトいじりが始まったのでした。

次に手を付けたのはエアクリーナーとブローオフバルブ。エアクリーナーは高橋店長に丸投げで探してもらったものだとか。さらにコンピュータの交換へと続き、「これはTMスクエア製なので、マフラーも同じTM製にしようと」再び交換しちゃったとのこと。さらには前後のエアロもTMスクエア製なのだそう。「TMスクエアは、社長が元ラリードライバーで、コンピュータを変えると社長がテストドライブしていろいろアドバイスしてくれる」ユニークな会社。スイフトいじりの世界では著名な会社とのこと。

ところでボディとエアロのカラーリングについて尋ねると、リヤウイングから始まったのだという。リヤウイングは「SWK(=スズキワークス久留米)製のWRウイングなんですが、結構なレアものなんです。SWKはコンプリートカーしか販売しないので、そもそもウイングの単体パーツは新品じゃ買えないから。中古で探すしかないけど、めったに出ないレアもの。これはアップガレージのHPを毎日のように見続けて探して、ある日、ツイッターでこんなウイングが出たって情報がきて、それを見た瞬間に高橋店長に電話して押さえてほしいって頼みました。それでようやく入手」できたのです。それがイエローの中古ウイングだったので、「ウイングに合わせてエアロなどの色を考えようと、それから店長と一カ月くらいはああだ、こうだ、と相談した」結果で仕上げたもの。でもよい組み合わせのカラーリングに収まっています。

という具合に、すっかり東村山店の達人になった"ゔぁんきっしゅ"さんは「自分のクルマはいろんな人に触って欲しくないから、この店にしか出さないですね、店長かメカニックの中村さん」にパーツの取り付けなど一切をお任せしているという。なんでも、好みを理解してくれているので、「頼んだパーツを見ないで買っちゃう」こともあるのだとか。

とまあ、スイフトが納車されて「1週間目に東村山店に来てから、2年間でここまで来たというか、突っ込んだというか(笑)」。でも奥さんには「部分的にしか話していないですね、たぶん話してもわからないから(笑)」とおっしゃるが、楽しくドライブに行ければOKですね。

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ダッシュボード上に追加された3連メーター。

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運転席側Aピラーにもブーストメーターを追加。

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リヤウイングがレアものパーツのSWK製のWRウイング。自慢の一品です。

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HKS製のエアクリーナーコンピュータも交換してパワーアップを図っています。

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ドライバーズシートは定番のレカロ製に。

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リヤハッチの開口部にはボディ剛性アップのためのバーを組み込んだ。